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本を読むことが、「たまらん!」と感じる瞬間

本を読むことが、
たまらなく面白く感じる瞬間。

それは、
自分の頭の中で、
「既知のこと」と
「新しく知ること」が繋がる瞬間
です。

人と会話をしていても、
仕事をしていても、
勉強をしていても、
知っていることと、
新しいことが繋がると、

おおおぉ!

と、嬉しくなりますよね?

本を読むことの楽しさの1つにも、
その「つながり」があります。

そして、
その繋がりが、
予想を超えれば超えるほど
嬉しくなります。



化学の本と聖闘士星矢が繋がった瞬間

ここで、個人的なお話を1つ。

最近、環境やエネルギーに興味があり、
左巻健男さんの
絶対に面白い化学入門
世界史は化学でできている

という本を読んでいます。

その本を読み始めてすぐに、
予想だにしないところで、
あることとの「つながり」
を発見して、私は吠えました。


★デモクリトスの主張★

人間の魂さえも、軽くて、
活発に動く原子からできており、
神の指図に従うのではなく、
原子の運動を支配する
自然の決まりに従っている。

人間の体を作っている原子が
ばらばらになってしまえば、なくなる。

つまり、神はいないのだ。

左巻 健男『絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている』より引用



(☆_☆)!!!


人間の魂さえも、軽くて、
活発に動く原子からできており、
神の指図に従うのではなく、
原子の運動を支配する
自然の決まりに従っている。


聖闘士星矢の最初の方の話で、
石を割る修行をしていた時に
同じようなことを、
星矢が言われていましたよね・・

全てのものに小宇宙が存在して、
それを粉々に砕く・・・

「おりゃぁ〜!」
バコーン。

みたいなシーン。笑



そう、左巻さんの本を読んで、
万物は原始からできている
という主張と、
聖闘士星矢が繋がったんですね。


実は、万物は原始からできている
という主張は、
間違っているとの説もあります。

が、ここでは、
万物が原始からできている、
という(私にとっての)
新しい知見と、

聖闘士星矢で、
「石を含む万物に小宇宙があって、
それを粉々にすれば石を割れる」
ということが繋がったこと
嬉しさ重視です。


「だから、聖闘士星矢は
こういう設定だったのか!」

と、更なる妄想ができたり、
もう一度漫画を読み返せたり、
新しい楽しみも生まれました。



何が言いたかったのかというと

くどくどと、
聖闘士星矢やら、
原子説の話やらしてきました。

ここで私が言いたかったのは、

さまざまな本を読めば読むほど、
自分の思いがけないところで
「既知」と「未知」が繋がる。

ということです。

そして、
「既知」と「未知」の繋がり
こそが読書をしていて
「くぅ〜!たまらん!」
と思える瞬間なのです。

この快感というか、
嬉しさは何事にも変え難いです。


ぜひ、
あなたも本のジャンルを絞らずに
色々な本を貪り読んでください。

きっと、
「既知」と「未知」が繋がる瞬間、
快感の瞬間が訪れますよ。






今回読んだ書籍

左巻 健男
『絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている』


ご紹介した、紀元前の原子の発見、
私たちが当たり前に使っている
エネルギーの仕組みに気づいた偉人たち、
農業、核兵器など・・・・

私たちが1度は触れたことのある「化学」
について、歴史と組み合わせて
わかりやすく書かれている本です。

実感の話も多く、
頭の中でイメージしづらい部分もありました。

が!!
それ以上に、幾つもの化学の歴史が
紐解かれていきます。

ですので、
まずは全体を通して、ザーッと読み、
後から深掘りしたいところを
じっくり読む楽しみ方がおすすめです。



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