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わたしが考える不登校⑦ 逃げていいのかもしれない!?【YouTube動画から考えたこと】

長い夏休み。
普段できないことをしたりのんびりしたり
それぞれの楽しみ方を
満喫しているお子さんが
多いのではないでしょうか?

しかし、楽しいことは
あっという間に過ぎます。

学校に不安や抵抗を感じている
お子さんや親御さん、ご家族は
8月後半になると
言葉で言い表せない不安感や焦燥感が
どこからともなく
湧いてくるのではないでしょうか?

少し前に配信されたこちらのYouTube動画 ⇓

こちらのチャンネルの代表を務める
鈴木 慶太さんは現在46歳
元NHKのアナウンサーで
東京大学経済学部ご出身です。

息子さんが発達障害と診断され
アメリカのビジネススクールで
学ばれたご経験さらには
デンマークの障害者雇用企業を
発見できたことを機に

大人の発達障害の方々を
支援する事業を立ち上げ
発展させて来られました。

わたしのnoteの記事でも
これまで何度かこちら
kaienのYouTube動画を
ご紹介してきました。

今日は、kaienのYouTubeチャンネルで
取り上げられていた

この不登校に関する動画をもとに
自分の不登校に関する考えを再度
こちらに整理できたらと思います。


この動画で鈴木代表は不登校を
当時合法だった100年前の
アメリカ南部の「奴隷制」の事例を引用して
語られていらっしゃいます。

拘束されて自由がない環境下にいた
奴隷たちが自由を求めて逃げ出すと
当時の医者は「病気だ」と
診断していたそうです。

これを今、我々が聞いたら
「そりゃ逃げるだろ。自由がないんだから。」
と当たり前に思うかもしれませんが

当時、奴隷を使用していた
主人(あるじ)たちは
「この奴隷は何なんだ?
 どうして逃げるんだ??」
と感じていた。
当事者たちにとってこれは真面目な
大変真剣な話です。

さらに、鈴木代表は
ASDとADHDと診断されているお子さんの
お母様からの病欠が長引いて
学校へ行けるか不安だという質問について
動画の中で

不登校になる方が
正常かもしれない

ともおっしゃられています。

学校から逃げている(逃げていいケースは
確実にあるとわたしは感じます。)
子どもたちを100年後の人たちが
どう見るかという視点に立たれて

「100年後の我々は当時の逃げた奴隷を
 『逃げるのは当たり前』だ。拘束されて
 自由もなくて逃げ出さないことの方が
 よっぽどおかしいと思うように
 100年後の未来の人物は
『学校から逃げるのは当然だ』と
 思うのではないか」
とこの動画でおっしゃられています。 

わたしも同感です。

鈴木代表は結論として
そうは言っても

公立学校という
無料で学習を
補償されたサービスを
放棄するのは
ちょっともったいない

ともおっしゃられています。
それも本当に一理あると思います。

わたしの考えは…。

以前、不登校の記事で述べたように
もちろん、不登校は本当に
ケースバイケースだというのが
今の時点でもわたしの結論です。

少し補足すると
知識とこれまでの経験から見て以下の
3つのケースがあると思います。

「学校から」
①逃げた方が良いケース
②逃げる必要がないケース
③逃げることがマイナスに働くケース

さらにこれらの3つどれにおいても

①どこへどのように逃げるのか
 逃げた後はどうするのか

③逃げないとしたら
 どんな対処法、対応策があるのか

④逃げない方が良いとしたら
 どこに問題点があり
 お子さんの自立に向けて
 何をどう改善に結びつけたらよいのか
 
それぞれについて
本人を中心に周囲にいる大人が情報を集めて
考えていく必要があると思います。

これら①②③すべてのケースにおいて

案件をケースごとに「検証」し
  ⇓
詳しく「アセスメント」し
  ⇓
「リソース」を探し
  ⇓
「環境調整」し
  ⇓
一定の期間ごとに「状況を確認」し
  ⇓
「再調整」し(繰り返し)
  ⇓
最終的に『社会自立』につなげる

こういった流れになります。

そして大切なのはここです。

  ⇓

最終的に
社会自立につなげる


多くの方がお気付きかと思いますが
お子さんを学校に戻すことは

目的ではありません。
手段です。

お子さんの
『未来』が明るければ
手段は何でも
大丈夫なのです。

そこで大切なのは
側にいる大人のマインドセットです。

朝の約5分のつぶやき配信で
「マインドセット」や「声かけ」の
アドバイスをしています。
もしご興味あれば聴いてみてください。

また、ご不安を抱えている方が
いらっしゃいましたら

一緒に考えますので
LINE公式アカウントより
お声掛けください。

★パパ・ママ用★ ⇓

★支援者の方や先生方用★ ⇓

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水澤 靖子
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