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偏差値30台から早慶上智合格へ👀! 甲子園を本気で目指す高校球児だった息子の子育て【認知能力・非認知能力】から見た「育ち」の検証⑤

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前々回のこちらの記事 ⇓

その前の記事はこちらです。


第二章 が書けましたので
一項ずつアップさせていただきます。

編集者の方には
投稿することを許可していただいています。

校正などで内容が変わることも
あるかもしれませんが

今後も書けたところから
こちらに上げていく予定です。

ここからが原稿となります。 ⇓

■第二章 心理学・認知能力・非認知能力の整理と確認

◆この本の中での心理学の捉え方

ここで、この本の中で「心理学」をエッセンスとしてどのように取り入れていくかをお伝えしておきたいと思います。

その前に一つ確認しておきたいのは、非認知能力も心理学を基盤とした考え方の一つだということです。心理学には深い歴史とそれを元に枝分かれするいくつかの学派があり、中にはカテゴリーの中で学派が分かれるものもあります。心理学と一言で言っても、切り取る部分によって受け取り方は様々です。

今回、この本の中で、心理学をベースにした子どもの心の土台としてわたしが捉えたいと考えているのが「愛着」です。愛着も、わたしが認知しているだけでも3派あります。わたしがこの本で「愛着」を語るときには、この3派をわたしなりにブレンドし、自分の経験とも照らし合わせたものになります。というのも、わたし自身が愛着障害・AD(アタッチメント障がい)の持ち主なのです。ひょっとすると、がっつりと臨床心理を学んだ方ほど、わたしが書いたこの文章に、違和感を覚えるかもしれません。

わたしが最初に出会った愛着の『もと』、原型ともいえるでしょうか、それを提唱した方は、精神科医の「岡田尊司先生」でした。ちょうど、教育相談を学び始めて、心理学がわたしなりに自分に落とし込めるようになってきた頃に出逢ったのが、岡田先生の本でした。むさぼるように読みました。まさに、「自分のことだ!」と衝撃を受けた数々の本でした。

次に出逢った人物は、心理学者で現在大学教授の「米澤好史先生」。当時わたしが受けもっていたクラスのお子さんに、愛着の問題が顕著に現れている男の子がいました。このお子さんの支援にかなり苦戦し、わたしが知っている愛着に関する知識では正直なところ太刀打ちできませんでした。そんな中で出逢ったのが、米澤先生の本と動画です。3冊ほどチョイスしてすぐに買って読み、動画も数回視聴しました。当時、学校での愛着障がいのお子さんに関する事例と臨床を多くおもちの米澤先生の理論に助けられ、そのお子さんも愛着面での問題が少しずつ少しずつ周囲の大人によって軽減され、気持ちをコントロールできるようになりました。

最近出逢ったのが、自分自身も愛着に関するカウンセリングを受けた、「高間しのぶ先生」です。一般企業にお勤め後大学院で心理を学ばれて開業されたという、ちょっと変わった経歴をおもちの先生です。高間先生は臨床心理士・公認心理師で、カウンセリングルームを運営されています。長きにわたり、愛着障害また、愛着不全を中心に、カウンセリングを実践されています。正直、岡田先生、米澤先生の説で愛着が理解できたとわたしなりに感じていたのですが、この学派を知って、愛着障害への理解の幅がより一層広がり、数々の臨床事例からさらに知識に深みを増しました。高間先生の愛着の理論は、精神科医である「高橋和巳先生」の説に基づきます。高橋先生の説により、愛着の新たな枠組みを得ることができました。高橋先生が臨床に基づき指摘されている、「愛着障害を生んでしまうある一定のカテゴリーに属する親」という新たな視点また、愛着障害は繰り返されないという考え方は、長年、自らの愛着にかかわる負の体験や、目の前で繰り広げられる愛着の問題に直接触れてきた者として、本当に目から鱗でした。

愛着は心の土台。人間が初めて生まれて初めて体験する社会が母子関係です。いや、生まれる前から社会が形成されていると言っても過言ではないかもしれません。重く感じる方もいるかもしれませんが、親子関係は、その人の人間関係の根源、社会の土台なのです。

わたしには出生時の諸事情があり、父も母もわたしに愛情をもっていたにもかかわらず、ボタンのかけ違いにより愛着形成が上手くいかないまま、子ども時代を過ごすことになりました。その結果、ほぼすべてと言っていいほど、その後の人間関係につまずく人生でした。その人がいかに高い能力をもち合わせていても、愛着の部分に問題を抱えていれば、自分の本来もつ力を真っすぐに外に向けることは難しくなります。

では、息子はというと…。その逆を行く幼少期を過ごしました。生まれてくることを期待され、多くの人から愛情を注がれ、必要な時に肌のぬくもりと温かな救いの手が感じられる幼少期でした。また、児童期にも、自分のやりたいことを認められ、周囲から応援され、外から何かを強要されることもなく、自分らしく過ごす毎日でした。そうした育ちを経験すると、人は周囲の目や評価を気にすることなく、のびのびと振る舞うことができます。それは、我儘なのとはちょっと違います。わたしがどう努力しても得られなかった環境を、息子は生まれながらにいとも簡単に手に入れていました。そこには、愛着の問題が深く、また大きくかかわっています。息子が望まれた跡取りだったこと、第二子長男であったことが、大きかったのだとも振り返ります。

息子の育ちについては、追々、この本で紐解いていきたいと思います。


ここまでが原稿となります。 ⇑

なお、今回の原稿には出てきませんが
息子の名前の公開について
息子本人から許可はもらっているのですが
本の出版時に出したいと思い
このシリーズではあえて伏せさせていただきます。


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