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ロマン派〜現代作曲家 vs 思想家
リスト vs キルケゴール
そもそもロマン派とは個人が主張する時代です。みんながどう考えるかなんてどうでもいい、ベルリオーズ的に自分はこう思う! というのを主張できる時代なんんです。シューベルト、メンデルスゾーンくらいは微妙なんですけど、リストくらいから本格的になります。交響詩、つまり交響曲の型式なんてどうでもいいじゃん!というのを開発した人です。一人でピアノ・コンサートやるってのもこの人の時代からですね。
キルケゴールという人は皆がどう思うかしったこっちゃない、自分っていうのが大切だよと言っていました。あと、理想を夢見るのも絶望、現実を見るのも絶望・・と言った人ですね。
多分面識ないでしょうね。でも・・・リストは55歳からキリスト教の僧侶になるのです。キルケゴールもキリスト教なしでは考えられないですし。ヘーゲルやっつけてるときにリストが影響受けたのかな?
ワーグナー & ニーチェ
これは「vs」ではなくて、最初は「&」なんです。最後はホントに「vs」になるという状態です。
この二人は普通に知り合いです。というかワーグナーをニーチェが好きになって、最後嫌いになるというわがままニーチェです。
リヒャルト vs ハイデガー
リヒャルト・シュトラウスは《サロメ》や《エレクトラ》で生首とか殺しまくる題材のオペラを作った人です。
ハイデガーは死を覚悟しとけよって話です。
多分この時代だとお互い知ってると思うんだけど・・・関係あるあのかなぁ。
シェーンベルク vs ヤスパース
シェーンベルクは十二音技法を作った人です。一定のルールのもとで十二音を組み合わせて・・・というやつです。そして弟子のウェーベルンやベルクが一緒に完成させていきました。その先も多くの作曲家と関わって影響を与えゆきます。
ヤスパースはヤバい時ほど○を信じる人同士で頑張ろうぜということです。○に神を入れたくなりますね。
んんん、面識ないだろうな。
メシアン vs サルトル
メシアンは《音価と強度のモード》で十二音技法プラス音の長さや強さまで決め込んだトータル・セリエリズムを作りました。音の「在り方」が先です。
サルトルは人間は在り方よりも存在が先といった人ですね。ナイフは切るために作られてますけど、人間は生まれるのが先で、その後に何をするか決めますものね。
三歳違いで同郷ってぜったい意識してない?
パッキャオが「は? ブアカーオって誰?」的な感じかも。
まとめ
大学時代はこの5人(思想家の方)の研究に明け暮れていました。音楽よりも心理(哲学)として誰にも相手にされない3年間でした(4年行かず、飛び級しました)。
これを「実存主義」といいます。
このような難しいコトを知らなくても(とはいってもこのレベルだと昔のセンター試験も受かりませんが)大丈夫なように、エッセンスだけ難しい言葉を使わずに実践できるように以下を書きましたので参考にしてくださいね。
最後までお読み頂きありがとうございました
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津本幸司
おしまい♫
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