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世界を象徴的に表すのは音楽だけ
『星の王子さまニューヨークへ行く』
1988年『星の王子さまニューヨークへ行く』という映画が公開されました。私は中学1年生でした。見たのは1990年、VHSで観ました。
その中でエディ・マーフィーがデートするシーンがあり、「これはニーチェの言葉だが」という部分がありました。「誰やねん?」と思った16歳・・・当時はドイツにいましたが、ドイツ人だとは知りませんでした。
アメリカにて
そこからアメリカの音楽高校へ行き、本屋に行って「ツァラストラはかく語りき」を見た瞬間に衝撃が走りました。
「買えよ!」
と脳内で叫んでいました。というのも、中学生の頃イランイラク戦争の真っ只中でイランのテヘランに3年間住んでいました。なもんで、疎開がてら大使館の専用機でヨーロッパを転々としていました。で、そのイランの土着の宗教がゾロアスター教でひたすら勉強していたのです。このゾロアスターを英語というかドイツ語でツァラストラと言うんです。
で、クラシックを勉強させられていたのですが、私は宇宙マニアでしたので『2001年宇宙の旅』というのが好きでした。そのテーマ曲がリヒャルト・シュトラウスの《ツァラストラはかく語りき》なんです。これはリヒャルトがニーチェを音楽で注釈しているのです。
これは買うしかないと思ってボロボロの中古本を買いました。
後から知った
これは大学時代に知ったのですが、ニーチェは大学時代に本屋に行って、ショーペンハウアーの『意思と表象としての世界』を見た瞬間に「この本を家に持って帰れ!」と自分の悪魔?みたいなものが叫んだそうです。「わぁ、同じだぁ」と嬉しくなりました・・・と、同時に「おいおい、んならこっち先に読まないと前に進まねーじゃんよ」と思いました。
で、買いました。
結論
くっそ長い話しが延々と続くのですが、結局の所「音楽だけが世界を直接表象する」というのが結論なんです。
結論だけを知るのは意味がないのですが、まずこれだけを知ってその周りに肉付けするように読むといいと思います。
こういうの考えた人は晩年みんな楽器演奏して静かに死んでるんです。ま、ニーチェは気が狂って死んでますけどね。
まとめ
違いは読むか読まないかじゃないんです。上記の本を一回でもポチっておけば人生変わりますよ。読まなくとも積ん読で大丈夫です。人生変わること間違いなしです。
あ、ちなみに私の本はワーク・ブックですからね。小学生のランドセルに入ってる漢字ドリル的な役割です。
以下宜しくお願い致します。
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