関西旅行2021② 奈良からの大阪
11/11木曜。
あまり眠れず。予定より少し寝坊。
地下鉄でJR京都伊勢丹へ。
市バスを眼下に見つつ、
ロマンの森カフェで丹波栗のモンブランを。
うまうま。
京都タワーもぱちり。
よき時間。
近鉄で奈良に移動。
ネットで瀬戸内寂聴さんが亡くなったのを知る。
著作はほとんど読んだことはないのだけれど、
親近感を持っていたのでしんみり。
西大寺駅で下車してタクシー。
雨が降っていた。
目的地は彩華ラーメン。
天理ラーメンとも呼ばれてます。
唐突に思い出したら猛烈に食べたくなったのよね。
学生時代の友人が車出してくれて、
深夜に食べに行ったなあとか思い出したり。
ひたすら美味しかったです(半チャーハンも食べた)。
さてさてここで私は困った。
奈良市内とはいえ郊外なので、
タクシーがまったくつかまらない。
配車を電話で頼んだけど、
30分以上かかると数社に断られてしまった。
バスは1時間に1本。
雨もぱらぱら降っている。
歩くと30分かかるが仕方あるまい。
てくてく。
途中で見かけたファミマ。
寺社の近くだから緑色が地味になってる。
西大寺駅まであと15分くらいのところで、
運良くタクシーを発見。
めんどくさくなって奈良駅まで運んでもらった。
普段タクシーなんて使わないけど、
旅行中は時間をお金で買うことにしている。
どんどん雨が強くなる。
そしてタクシーのドライバーがハズレ。
なぜこちらがお金を払っているのに、
嫌な気持ちにならねばならないのか。
タクシーを降りてコンビニで傘を探す。
3店まわったけどどこも売り切れ。
困ったな。
商店街の軒先で途方に暮れていると、
向かいのパチンコ屋前で
タバコを吸っていたおっちゃんに声をかけられた。
「あまってるからやるわ!」
雨の中こっちに傘を持ってきてくれた。
「ほんまに???」
「ええわ、やるわ」
「おおきに!」
折れそうになった私の心が復活した。
ぶっきらぼうなおっちゃん、ありがとう。
人は見かけによらない。
活版はがき
・水玉と鹿(左)
・正倉院展 螺鈿紫檀阮咸(らでんしたんのげんかん/右)
そして目的のならまちをてくてく。
昔ながらの街並みが残っている地域に、
個性あるお店が並んでいる。
ぶらぶら歩くだけでもいい。
中川政七商店。
落ち着きのある工芸品がよいと思うようになった。
大人になったのだろうか。
興福寺の裏側(たぶん)。
ネパールの伝統的飾窓だって。
目をひくけど違和感がないのがいいよね。
吉田蚊帳。
蚊帳生地で作られたのれん、ふきん、リネンのストールとか。
そして念願のNAOT NARA。
愛用してるサボのお店。
いつか行きたいとずっと心にメモしていて、
今回の旅が決まって真っ先に思いついた場所。
本店だけあって広くてたくさんの靴が並んでいて、
スタッフさんも気さくに話しかけてくれて。
あやうく3足目のIRISを購入しそうになったけど、
旅の途中なので踏みとどまった。
Kaze no sumikaのお洋服もちらり見たりして。
そして近くのアトリエでは、
運よく「よそおい展」というイベントを開催中だった。
ご縁あって結城琴乃さんという作家のブローチを購入。
木片を焼き焦がして描いてるから、
すべてが一点ものらしい(こういうのに弱い)。
かわいくて旅の間、ずっと胸元につけてた。
他にも行きたいお店あったのだけど、
少し疲れてきたので大阪へ移動。
天王寺で途中下車して、
りくろーおじさんのチーズケーキ購入。
焼きたて。
また電車に乗り一駅。寺田町Fireloopへ。
2日連続でイケダツカサ。わーい。
いろんな人との再会。
元気で会えるのがなにより。
そんなことを思った。
帰りは阪急で。
梅田があまりに変貌しすぎていて、
表示案内がないと不安になる。
3日目に続く。