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植物で自分の取説を作る。


残念ながら、私たちは持って生まれた体質を変えることはできません。

人によって、強い部分、そして、免疫力が落ちるとすぐに症状が現れてしまう弱い部分ってありますよね。

私の場合、免疫力が落ちると、すぐに唇にヘルペスができます。


「あっ、できちゃった!」と気づいた瞬間に

「自分に無理させていたな・・・』

と、立ち止まり、ケアしないと、大爆発が起こります。


一度大爆発を起こすと、完治するのに2週間ほどかかりますが、爆発する前にクレイでケアをすると、大事に至らなくて済みます。


自分の体質と発症している症状の両方を見ることで、心身のバランスを回復し、植物を使って、自分の身体が本来持っている自然治癒力を高めようと考えるのが

『植物療法』

です。


自分に合う植物を見つけると、劇的な効果が見られます。

植物だから安心・安全ではなく、
劇的な効果が見られるからこそ
使い方に注意が必要ということをお忘れなく!

私の場合、更年期障害で身体の大変化を感じ始め、
そして、植物を習い始めた頃、

「ホップ」

という女性ホルモンに似た成分を持つハーブを中心に
一カ月ほど取り続けてみたことがあります。

ホットフラッシュや寝汗がひどくて、とにかくどうにかしたかったのです。


そうしたら、子宮筋腫が短期間で2倍ほど大きくなってしまい、
エストロゲンの数値が異常に高くなり(20代の女性並み!)、

シンガポリアンの婦人科の先生に

「なんか思い当たる節あるでしょ!!!」

と、注意を受けたことがあります。

定期検診が元々予定されていたので、それで発見できました。
これで、定期検診がなく、ずっと使い続けていたら・・・と思うと、
やはり怖くなります。

明らかに植物の力を過小評価し、使い方を間違えていたんですね。 

エストロゲンに似た作用を持つホップは、しっかりとプロゲステロン様作用を持つ植物と合わせて摂取しないといけないのです。

女性の身体もそうですよね。

エストロゲンとプロゲステロンが完璧なバランスで働いて、しっかりと強弱の山を描きながら、私たち女性のリズムを整えてくれています。

それを無視して、エストロゲンのみをドーンと摂取したら、そりゃあ、身体のバランスはくずれます…

でもね、ホップを控えたら、子宮筋腫もすぐに小さく元通りになりました。

本当に身体は神秘的、あれこれしなくても本来はしっかりと働いてくれるもの。

それをストレスを抱えたり、無理させたり、夜更かししたり…で、本来の身体の機能を邪魔させているのは私なのだなと。

ホップはこんな植物↑

ホップは、すごく私の体質に合うからこそ、気をつけないといけないのです。

だからこそ、飲んでいる薬と併用できるかどうか、自己免疫疾患やアレルギーのある方が摂取しても良い植物かどうか、しっかりと確認する必要があります。

そして、植物を学んだ私たちは、摂取した植物によって、どのような変化が心や身体に現れたか細かく観察し、ノートに記すのです。


そうやって、自分が元気になるための

『自分の取扱書』

を作ります。

普段偏頭痛のひどい方は、
雨が近くなると、頭痛がするかも・・・
(気圧の変化で頭痛をおこしやすいのかも?)

とか

眠れないなら、

うまく入眠ができないのか、
スッと眠れるけれど、夜中に目を覚ましてしまい、そこから眠れなくなるのか、

頭の痛い原因や眠れない症状はどんなものか、ちゃんと観察する!!

それによって、どんなハーブをメインで持ってくるか変わってきます。

そうやって、自分と向き合い、丁寧に自分観察をするのが
植物療法の第一歩です!


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