異界に迷い込んだような銀行跡で「余白」について考えたこと(哲学対話@Tetugakuya)
写真を撮るのが苦手だ。
心動かされる風景に出会っても、スマホを構えた途端に何か「これじゃない」というか、いま見ている風景と違うような気がする。そして結局、いつもシャッターボタンを押さずに終わってしまうのだ。
どうやっても、いま味わっているものは切り取れない。「Tetugakuya」に訪れたときも、そんなふうに感じた。
Tetugakuyaは香川県多度津町にあるサロン型喫茶で、その名に違わず哲学書の読書会や哲学対話なども開催されている。今回、このお店で開催される哲学対話の