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#384 役割を考えるということ
さて、今日のテーマは「役割を考えるということ」です。
先日、同僚からの相談があり、対象者の方の関わり方について話をしていました。
そこから見えてきたもの。
それは、「対象者のどこを見ているか?」ということ。
目の前で起こっている事象や、自分が着目している点は、何につながっているんでしょうか?
もう一つ深ぼって見ると、見えるものもあるかもしれませんよ。
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!
◾️湘南OT Interaction
作業療法士向けの研修会を行なっている湘南OT交流会の支援の元、「新しい学び場を作る」ことを目的として立ち上がりました。「学びたいけどどうしたら・・・」と悩むOTの方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。
それでは本題に入っていきましょう。
目の前の事象のその先
僕たちは、目の前の現象や対象者の発言に一喜一憂します。
対象者のことは目の前で起こるので、どうしてもそこに視点を合わせてしまいます。
それは何も悪いことではありません。
よく着目し、よく考える。
これは対象者の人と向き合う上で重要な行動だと思います。
ただ、目の前で起こっている事象は、果たしてその人を捉えているんでしょうか。
人間というのは、その時々で様々な発言や行動を伴います。
その発言や行動というのは、様々な感情や状況に合わせた結果、表出されるものです。
つまり、あなたの前で表出される前には、様々な感情や状況があったということです。
そこで表出されるものというのは、いくつか周回を回った結果表出されているのであって、その表出されたものをそのまま受け取ることには気をつけた方がいいかもしれません。
もしかしたら起こった事象は、本来考えていることとは違う点を指しているかもしれません。
役割に着目してみる
そういう時に必要になるのが、「役割」という視点になります。
人間は何かしらの役割を持って生きています。
その役割という視点は、こういった事象を分析するときに必要なります。
例えば、
病院という環境では、もともと主婦だった人の役割を遂行することはできません。
人間は自分という人間の人格や役割を無意識のうちの意識して生きています。
だからこそ、それが遂行できないときにストレスを抱えます。
それは、目の前の表出として表現されます。
「どうしてうまくいかないの」
「何もうまくいかない」
そういった言葉の裏には、「役割を遂行できない」という思いが隠れていることがあります。
そこで起こっている事象は、果たして本当にそのまま受け止めていいんでしょうか?
役割という視点で、その事象の奥にあるものを見てみると新しいことが見えてくるかもしれません。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
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