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初めての学会!! 彼らは何を見たのか?

2025年2月23日(日)に【第28回福岡県作業療法学会】が行われます!

このnoteでは学会の運営側からの目線で【第28回福岡県作業療法学会】の学会長である私が、学会が出来上がるまでの課題や奮闘についてを書いていきたいと思います。

今回のテーマは「初めての学会!!彼らは何を見たのか?」です。

先日行われた九州作業療法学会2024in大分に、当院からも数名参加者がいました。

その中には、学会の参加が初めての方もいましたので、彼らから学会に参加することについて感想をもらいました。

その感想を見ながら学会のあり方について考えてみたいと思います。

学会への参加を検討されている方はよかったら参考にされてください。

※このnoteの記事は私自身の見解であり、関連する組織とは無関係であることをご理解いただきたく存じます。


初学会の感想


まずは参加者の感想をご覧ください。

感想1 2年目OT

今回初めて学会というものに参加し、今はその余韻に浸っている状態です。

学会に参加する前の学会の印象は、
「かしこまった雰囲気なのかな〜」
「ディスカッションできるのかな」

と前日まで不安な気持ちでいっぱいでした。

しかし、実際に参加してみると、
様々な領域でたくさんの方が発表している様子
ポスター発表でディスカッションする場面
特別講演等での講師の方のお話

どれも本当に興味深く楽しく学ぶことができました。

その雰囲気もあってか、
ポスター発表では積極的にディスカッションすることができ、
さまざまな領域や各期で働いている方の意見を聞くことができました。


お話の中で、OTとしての魅力や視点が広がることばかりでとても勉強になりました。

また、院外の方との交流はこんなにも楽しいものなんだ!と感銘を受けました。

この経験を活かし、臨床の場でOTとして役割を再認識しながら患者様に寄り添ったリハを提供したいと思います。

また、私も学会発表に向けても力を注いでいきたいと強く思えました。

とても充実した2日間でした。福岡県学会も楽しみです!

2年目OT その1


感想2 2年目OT

正直な感想は、学会って面白いんだ!です!

学会に参加する前はもっと堅いイメージでした。

発表内容は発表のブースがいくつもあって、
その中から自分が興味のあるものを選んで参加して良いということを知らなかったです!そのため、口述やポスター、講演を聞いて新たな知識を学べたました。

また、発表者と同じ様なケースを担当しており、
自身の介入で悩んでいた事のヒントや足りなかったことがを聞けたことで、
今後の臨床生活に対してのワクワク感があり、早く試してみたい!と思いました。

口述、ポスター、講演とそれぞれの内容にも特徴があり、どれもとても有意義な時間となりました。

学会に慣れていないということもあり、2年目の新人(ましてや人見知り)の自分としてはやはり肩身が狭かった部分は正直あります。
発表内容について行くのに精一杯だった部分もありました。

学べる事は山程あると知ることができた一方で、発表はせずに行くとなれば、少し躊躇ってしまう人もいるかもしれないと思いました。

発表以外でも臨床の相談できる場所(例えばですが、新人限定のブースや新人交流会みたいなもの)があれば新人さん達も自己研鑽としても行きたくなるのかなと思いました!

2年目OT その2

二人とも、良い部分もそうでない部分も正直に教えてくれてありがとうございます。

経験が多くなってしまった私が忘れていたピュアな気持ちを思い出させてくれる感想だったと思います。

最初に学会や研修会に参加した時、その知識の深さと広さに対して躊躇する自分は確かに存在しましたし、

初めてだからこそ受け取ることのできた衝撃もあって、

こういった経験は良いも悪いも含めてたくさん知っておいた方が良いと思いました。

それでも、「明日からまた頑張ってみたい」と思えたことは、発表をしなていなかったとしても学会に参加した人に与えられる特権だと思います。

ちなみに、今回の感想では新人交流会などの企画の提案もありました。

実は、まだ中身は言えませんが、何かしらのイベントはいくつか計画しています。

その全貌については徐々に公開していきますので、みなさん楽しみにしていてください。


学会に参加する意義


二人の感想にもあったように、

「学会」と聞くと、どうしてもハードルが高いように感じてしまうかもしれません。

ただ、多くの学会に参加してきた私からの意見としては、
OTの学会での参加のハードルは全くと言っていいほど高くない
ということです。

これはネガティブな意味で言っているわけではなく、
たくさんの知識を自分の興味に合わせて選択できる魅力がある
ということでもあります。

学会というのは、知識のバラエティパックみたいなもので、
その中には、幅広い選択肢が用意されています。

参加者はその全てを聞く必要はもちろんなく、
その中から自分の興味に合わせて選ぶことが可能であり、
タイムスケジュールに合わせて自分なりの動き方を考えることも学会参加の魅力です。

講演を聴き続けるも良し、
口述発表から興味あるセッションに留まるも良し、
ポスター発表で多くの人とインタラクションするも良し、
全てを網羅するように動きまわるも良し。

誰もあなたの行動に対して責めたりしません。

参加者それぞれによって参加のスタイルはあって良いと思います。

どのように学ぶか?を自分なりに組み立てられるのも学会の魅力の一つです。

たくさんの知り合いで参加して、情報共有すれば、それもまた多くの議論が生まれる場所を作り出します。

学会は敷居が高い場所ではなく、
自分の興味を確認する場所でもあります。

悩めるあなたにも何かヒントをくれるかもしれません。


学会に対する意見をください


今回の感想を受けて、もっといろんな意見を聞いてみたいと思うようになりました。

第28回福岡県作業療法学会は、もちろん福岡県のOT会員のための学会であることが最優先事項です。

そのため、学会長として、この日記を読んだ方の意見をお聞きしたいと思っています。

全ての意見に応えられるかわは分かりませんが、取り入れられるものは参考にさせていただきたいと思います。

下記に学会へのご意見をお書きいただければ、必ず拝見しますので、良いも悪も含めてご記載いただければ幸いです(匿名で問題ありませんが、経験年数だけいただけると背景を考慮しやすいです)。

よろしくお願い致します。


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