#386 「エビデンスが大事」という人の危うさ
さて、今日のテーマは「エビデンスが大事という人の危うさ」です。
近年、リハビリテーション界隈でも、「エビデンス」の重要性が用いられるようになってきました。
これはとても良いことだと思います。
僕自身も、不勉強ながらに「エビデンス」というものには目を通すようにしていますし、
リハビリテーションの関わりの中でも優先的に用いるようにしています。
しかし、「エビデンスが大事だ」と声を上げる人の中には一部、それを重要視しすぎて、大事な視点を見落としてる人もいます。
今日は、少しだけ混み行った話になります。
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!
◾️湘南OT Interaction
作業療法士向けの研修会を行なっている湘南OT交流会の支援の元、「新しい学び場を作る」ことを目的として立ち上がりました。「学びたいけどどうしたら・・・」と悩むOTの方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。
それでは本題に入っていきましょう。
エビデンスを用いる人の特徴
エビデンスの重要性についてはリハビリテーションにおいて、長く言われ続けれいることです。
ただ、リハビリテーションで体系的に説明できるエビデンスはそんなに多いわけでもなく、そのエビデンスが整ってきている分野においては、徐々に一般的な臨床でも用いられるようになってきたところという印象です(施設による)。
では、エビデンスが用いられる以前のリハビリテーションはどうだったかというと”経験値”による関わりが多かったと思います。
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