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#368 他者と比較する自分に卑屈になるな
さて、今日のテーマは「他者と比較する自分に卑屈になるな」です。
「あなたはあなた」
「それぞれの個性が大事」
「ナンバーワンよりオンリーワン」
そういう言葉は耳障りがよく聞こえます。
でも、実際の社会は他者比較が基本です。
時代は変わっても社会は変わらない。
私の価値感も変わらない。
より良い生き方や考え方を知っていたとしても、
それを実践できるかはまた別の話。
このジレンマはどうしたらいいでしょうか?
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!
◾️湘南OT Interaction
作業療法士向けの研修会を行なっている湘南OT交流会の支援の元、「新しい学び場を作る」ことを目的として立ち上がりました。「学びたいけどどうしたら・・・」と悩むOTの方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。
それでは本題に入っていきましょう。
自己理解の問題
こういったジレンマに出会う機会は結構多いんじゃないかと思います。
まさに理想と現実のギャップ。
どれだけ大きく振りかぶろうと、球を打てなければ、点は入らない。
つまり、僕たちの価値や行動は、理想よりも現実に引っ張られます。
だからと言って理想が無駄ではないんです。
その理想に近づくために、現実をどのように進めていくかが大事なんです。
「いきなり理想にはいけないけど、そこにいくための現実は何か?」
これに気がつくことが必要です。
そこでの現実に対して、どのように行動するかは「自己理解」がなければ決まりません。
自分はどんな能力があって、それに対してどこまで動けるのか?
自分の能力や行動力を理解することで、理想までの距離感は掴みやすくなり、現実的な行動の選択も可能となってきます。
他者比較の理由
他者比較を重要とするのは、今の社会構造がそのような形になっているからだと思います。
その人の能力を比較され、テストや模試などで序列が決まる。
序列ができるということは、人と比較して、自分の今の状況を理解するということです。
本来は、自分の中で湧き上がるものが重要だったりするんですが、
他者比較に慣れてしまっている僕たちは、この沼から抜け出すことはできません。
でも、それって何か悪いことなんでしょうか?
他者比較を行った結果、その人の行動に変化が起こればそれで良いと思います。
先ほども書いたように、他者比較には文化的な背景が大きく影響しています。
個人がどれだけ動いたりしても、集団でいる以上は、この沼からは逃れられません。
問題なのが、他者比較をして、卑屈になり、行動を起こさなくなることです。
それは問題だと思います。
だからこそ、「自分を知る(自己理解)」ことが大事になってきます。
どんな場面においても、自分の働き方から考えないと、本意の答えは見えてきませんからね。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。