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#515 人との関わりの中で生まれるインタラクションが新しい視点をくれる
こちらのnoteは思いついたキーワードから話を展開する「note放談」を行っています。
今日も思いつくままに書いていきたいと思います。
本日のテーマは「人との関わりの中で生まれるインタラクションが新しい視点をくれる」です。
毎日、担当の方とのインタラクションの毎日です。
リハビリテーションは医療の中でも「とりあえずリハビリ」という万能薬的な立ち位置で言われることがあります。
「困ったらとりあえずリハビリ」
嬉しい限りですが、万能薬でないことは理解してもらいたい。
実際のリハビリテーションというのは泥臭く、日々悩みながら一歩進むためのものなんです。
自己紹介とお知らせ
某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。このnoteでは、医療の中で様々な人の生き方と出会う作業療法士が、さまざまな生き方の悩みや社会での課題を、自分視点で解釈して記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました。
ホームページが公開されましたのでよかったら。
学会は2025年2月23日(日)です。みなさんぜひご参加ください!
◾️湘南OT交流会
本年度の研修も始まっています!年間で申し込みいただければ45%OFFと破格です。今までの分もアーカイブで確認できますので、ぜひご参加ください。
次回は10月19日 19:00〜勉強会「作業療法実践 のための報告」です。
◾️湘南OT Interaction
「学びたいけどどうしたら・・・」と悩む作業療法士の方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら!
立ち上がった勉強会「居酒屋 海の家」で、10月26日 21:00〜 zoom勉強会
を行いますので、ぜひご参加ください!
それでは続きをどうぞ。
リハビリテーションの曖昧さ
リハビリテーションは、医療分野の場合、対象となる疾患によって行うことが変わります。
筋トレで良くなるものもあれば、
どれだけ手を尽くしても変わらないこともあります。
また、体のトレーニングだけでなく、環境や道具を調整したり、方法を変えたり、
様々な生活課題に対して、様々な方法を用いて関わることが必要です。
疾患だけに限らず、その方の生活背景やキャラクターや精神状態によっても行うことは大きく変わります。
また、リハビリテーションは比較的長期的な目線で関わるため、地味な練習が多いです。
こうやって振り返ってみると、不確定要素の多い仕事であることは間違いありません。
近年、エビデンスが整備されてはきていますが、それも全体を保証するものではない。
やはり、様々な状況に対して、様々な方法を駆使して臨む以外に方法はないと思います。
とても曖昧ですね。
人との関わりにいつもヒントがある
普段、対象者の方と関わるなかで、答えのないリハビリテーションを経験することがたくさんあります。
どうやっていけばいいか?
その答えをすぐに見せれるわけではないんです。
でも、そのときにヒントをくれるのはいつも対象者の方です。
「こうやったらよかったけどどうして」
「この道具って意外といいよ」
「やったできたよ!」
こういった何気ない一言が、僕たちが行っていることの正解がどこにあるかを教えてくれます。
もちろん、長期的に見ればそれが答えではないこともありますが、その場では答えと言えることもあります。
こちらが提供するプログラムに対して、相手が反応し、そのインタラクションの中に、今この場の答えが隠れています。
なので、対象者の声に耳を傾け、どうしたら正解かを一緒に考えていくことで、自ずとその人なりの正解が見えてくるんだと思います。
「しっかり話をすること」
こんな当たり前のことがヒントになるんです。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。