子供の姿勢が悪くなる原因とは~姿勢を改善する遊びを紹介~
姿勢が悪い子供の特徴について
発達障がいの子供の中には、姿勢がふにゃふにゃと「猫背」のように姿勢が悪い子供が多いです。
この「ふにゃふにゃ」とはどういう事なのか?
それは前庭感覚や固有受容感覚と言われる感覚の統合が不十分な事が考えられます。
姿勢が悪いと言われる子供の特徴
姿勢が悪いとは
ダウン症の子供に多い症状ですが、実際はそれ以外の発達障がいの子供にも多く観察されます。
姿勢が悪い原因は様々でよく発達障がい領域に取り上げられている原因としては以下の原因が考えられます。
など専門家なら理解できる用語ですが、一般の方には理解が難しい用語もあります。
専門家ならそのような知識は必要ですが、一般の方は理解が曖昧でも問題ありません。
結局のところ、子供が良くなればそれで大丈夫です。
姿勢が悪い子供に対する効果的な運動
今回は自分が行なっているリハビリでもあるバランスボールの運動について紹介します。
バランスボールは効率的に身体を鍛える事ができるツールでもあります。
紹介する方法は家でも出来る運動なので試していただきたいです。
バランスボールの運動
バランスボールは前庭感覚の発達に適した運動です。
手順は以下の通りです。
上記以外にもバランスボールに乗ったまま片足ずつ10秒間空中で保持したり、子供がバランスボールから落ちないように大人が子供を支えて両足上げを空中で10秒間保持するなど、アレンジする事も出来ます。
バランスボールの運動で意識すること
姿勢を改善する為には背中側の筋肉に力を入れる練習や、
バランスをとるために、倒れないで立ち直る運動を繰り返し行う事が大切です。
バランスをとることは、無意識的に全身の筋肉に力を入れ、
身体を真っ直ぐに立ち直る力は姿勢をシャキッとするのに必要な力を養います。
そうすることで姿勢と関わりが深い「前庭感覚」といわれる耳(内耳)にある感覚器を働かせることが出来ます。
姿勢がふにゃふにゃしている子供はこの前庭感覚が弱い事が多いのです。
バランス運動で大切な3要素
バランスボール以外にも姿勢を改善する方法はたくさんあります。
ただ、バランスを取り入れた遊びで意識してほしい要素があります。
上記の3要素は姿勢を改善するうえで特に意識してほしい要素になります。
バランスボール以外にも3つの要素を意識して様々な運動に応用出来ると思います。
おわりに
運動や遊びを子供と行う際は、楽しく出来ればいいと思います。
子供が楽しく、主体的に行う運動や遊びは治療効果が高くなります。
これは、研究で証明されています。
やらされている運動は、子供も苦痛に感じるのではないでしょうか。