映画「私にふさわしいホテル」銀幕通信#2
【私にふさわしいホテル(2024)】
「文学史上、最も不遇な新人作家の文壇下克上が始まる!」
のんが出るということで鑑賞。ラストシーン以外は、想像していた内容を、いい意味でも、悪い意味でも裏切られました。
映画開始時からすぐに新人作家・加代子(のん)の芝居がかったセリフとオーバーアクションに面喰い、その後の大物作家・東十条(滝藤賢一)に対する奇行、いや「こんな人、いないでしょ」感が。
その後は「ホテル」関係なく、東十条とのバトルに、吞んで騒いで、歌って、踊って、変装してとやりたい放題の展開。ちょっと心配になるほど。
でも、全編を通して、のんが映える、のんのための映画でしたし、加代子の先輩役・田中圭、銀座の女・田中みな実、カリスマ書店員・橋本愛、東十条の妻・若村麻由美、そして東十条の娘・高石あかりと、個性的な面々が脇を固めるよく出来た映画だと思います。
そして「山の上ホテル」自体は実際に、老朽化のため閉館となったため、在りし日の姿を映した貴重なスクリーン映像ともなりました。
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