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体調不良から学ぶ自己管理術

今回は、ちょっとポジティブではない内容になる。先月4月の中頃から体調が不安定な状態が続いている。そこから見えてきたのは、自分に対するケアが根本的に欠けていたことだ。

また、本文に入る前に、今回の体調不良で、急な予定変更をお願いした方がおり、ご迷惑をおかけしたことを、この場を借りてもお詫びしておきたい。

背景は環境の大変化が重なったこと

自己分析としては、体調が不安定になった主な背景は「環境の変化」にある。しかも、それも大きな変化が複数重なってしまったことで、よりダメージ?が大きくなってしまった。

一つ目は住む場所の変化。3月中旬に、それまで住んでいた奥多摩を離れ、約15年ぶりに北鎌倉の実家に引っ越したこと。それまでの独り暮らしから、両親とはいえ、同居人がいることになったわけで、生活のリズムも、文字通りの環境も一変した。とは言っても生まれ故郷だし、同居するのは両親だし、と、甘く見積もっていたが、やはり15年のブランクは大きかったかもしれない。

そこに、567による社会的変化も重なった。こういう表現は乱暴かもしれないが、ウイルスの不安そのものよりも、“自粛の空気”のほうが僕には重かった。そんな中で仕事に出かけたりすること。そして近所を散歩するだけでも、人とすれ違う時は何ともいえない緊張感を味わった。

尚且つ、引っ越しそのものによる体力の消耗もあっただろう。引越しの最中は、自分でも不思議なくらい動けていたのだが。これも、今思えば、黄色信号と言えなくもない。

そういった変化に伴うストレスが積み重なり、4月に入ってから次第に睡眠が浅くなり始める。違和感を抱きつつ、予定をこなしていたが、上手く休める手応えもなく日々が過ぎていった。そして、4月の下旬になり、予定に少し余裕ができた瞬間に動けなくなった。動悸と倦怠感に襲われ、調子によっては日に複数の予定をこなすのも難しいこともあった。

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気合を入れてリラックス(なんてできない)

動けなくなるまでを振り返ると、この数ヶ月、「オンとオフの切り替え」が殆どできない状況が続いていたことに思い至る。これは、もっと言えば、長年、課題として感じていたことでもある。

ずっとオンのまま。その自覚はあるが、オフにすることが上手くできていなかった。オンの状態が続いていることが、更にオフから離れてしまうという悪循環だ。

そんな中、端と気が付いた。

「リラックスするために、一生懸命になっている!」

「さあ、リラックスするぞ!」と拳を突き上げているような心理状態にあった。そういう姿勢ではアドレナリンが出てきてしまう。そりゃあ、リラックスできるわけがない。

と、言葉にすれば、誰しも「当然じゃないか」と思うようなことだが、人の心は、時として、こういうポケットに落ちてしまうことがある。

実はエネルギーを消耗すること

体調が優れないお陰で、普段ならあまり気にならないけど、実は、「オフにしたつもりがオフにならない」事柄、つまり実はエネルギーが消耗してしまうアクションが明確になった。

特に印象的だったものを列挙すると、

動画を視る
SNSを眺める
好きな音楽をかける
視界の隅でスマホの画面がパッと光る(通知が表示される)

これらが意外に消耗することが分かった。

少し補足すると、液晶画面を見つめるのは、オフには繋がりにくいということだ。例え好きなことや楽しいことだったとしても。リラックスはするかもしれないけど、休ませたりすることは意外とできていない可能性がある。

音楽については個人差が大きいかもしれないし、かける音楽の種類によっても違ってくるかもしれない。でも、音楽というのも一種の刺激であることに変わりはないので、好きな音楽であっても、返って疲れてしまうことにもなり得る。昔、趣味でバンドをやっていたので、音楽が耳に入ると集中してしまうところもある。

要は、外から入ってくる情報や刺激を極力減らすことがポイントになる。現代は情報過多の時代と言われている。そういうことであれば、バランスを取って情報や刺激を意識的に減らすことが大切だと思う。特にSNSは、情報過多を起こしやすいので注意が必要。

オフにするために切り替えたこと

そこで色々と切り替えた。

まずは、横になる時間を意識的に増やすこと。これは奥多摩での畳の生活から、実家でのベッドの暮らしに変わったお陰で、いつでも気楽に横になれるようになったことが大きい。仕事柄、家にいる時間が多いので、ちょっと疲れを感じた時や、作業の合間などで、積極的に横になる。その時、スマホは手元に置かない。できれば、タオルなどでアイマスクをして、光もシャットアウトする。

また、リラックスの為のアプローチを変えた。体感覚に意識を向けることにした。いわゆる「今ここ」の感覚を大切にする。僕には、この方法が合っている。
ちゃんと意識を向けられてくると、まず呼吸が感じられてくる。ゆったりと穏やかに空気が出入りしていることを自覚できるようになる。呼吸を感じられたら、オフのモードに切り替わり始めた証拠。あとは、背中側に大きくて柔らかなクッションがあって、それに全身が沈んでいくようなイメージを持つ。そうすると更にリラックスは深まってくる。

これらを繰り返している内に、少しずつ体調も整いつつあるのを、日々実感している。

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脱力を止める心の信号

前項の内容に取り組み始めて、驚いたことがある。

体の緊張を解いていくほどに、恐れが湧き上がってくるのだ。心が危険信号を発してくる感覚。そこで脱力が停止する。緊張状態に戻そうと働きかけてくる。この反応のパターンが何をきっかけにできたのか分からないが、こんな反応が、僕自身が自分を休ませることを疎外していたのだ。だから、先ほど書いた通り、リラックスすることを頑張っていたのだ。ゾッとする。

やるべきは逆だ。もちろん、この危険信号は無視したわけだが。

好きなことをする≠休息や息抜き

もう一つの気づき。それは、「好きなことをしていれば休まると思っていたが、勘違いだった」ということだ。好きな映画を観たり音楽を聴いたり。もちろん休まるのだが、自分がオフになるかどうかとはイコールではなかったのだ。

オフにするために、もっと大事なのは余白を作ることだった。

それから、もっと自分の体の声に耳を傾けることだった。

最後に

このところの体調の不安定さを味わったこと。そして、そのことを通じて意識して取り組み始めたことを書きました。

もっとマクロで振り返れば、この半年くらい、全体的に体調が不安定だ。毎回、ここまでの落ち込みはしないが。これは、単に休ませるだけではなく、体作りにも取り組んで行く必要も感じる。このところ、輪をかけて運動不足だし。

また、今回のような体調不良は4〜5年ほど前にも、同じような状況を味わっている。ということは、もっと抜本的な対策も必要かもしれない。

ともあれ、回復してきたとは言え、まだ、現時点では本調子とはいえないので、あまり予定は詰め込まずに、余白を大切にしながら日々を生きていきたい。

最後の最後に、先日、ボディーワーカーの小笠原和葉さんが仰っていた、こんな言葉をご紹介したい。

命を養うものは不要不急の中にある。


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