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聲の形【感想】

原作の漫画も少年マガジンの連載で全話読んだけど、映画版の感想になります 
※ネタバレあり 

小学6年の時、石田将也の学校に耳の聞こえない少女西宮硝子が転校してくる 
将也は日々の退屈から硝子をからかい始める 
次第にエスカレートし、補聴器を無理やり取り上げようとしたところ怪我をさせてしまう 
硝子の母から学校に連絡があり、クラス全員から将也が硝子のイジメの犯人だと仕立て上げられる 
それから一緒につるんでいた島田たちから将也がいじめのターゲットにされる 

硝子は他の学校に転校し、数年後高校生になった将也は手話を使い西宮硝子と再開する 


もう、とにかく登場人物がほとんどクソ!! 
硝子をイジメていた将也はもちろん、クラスのイジメを見て見ぬふりしてた担任もクソ 
将也をイジメの主犯に吊し上げといて、そのあと将也をイジメ始める島田もクソ 
硝子を遠回しにイジメていた上野もクソ 
委員長として正義感ふりまくあざとい川井もクソ… 

そんなクソだらけの登場人物なのに泣ける 
何でいい話っぽくまとまってんだろう… 

将也は硝子をイジメて補聴器を壊しまくったせいで母親が補聴器代を弁償し、将也が硝子を怪我させたのと同じように母は耳を傷つけた 
それで改心したのか自分でバイトして金を貯め、母親に金を払い、自分は生きてる価値がないと思い自殺しようとしたところタイミング悪く生き延びてしまう 
改心したといっていい人ぶることもなく、むしろ自分もイジメられたからか周りの人の顔が判別出来なくなっていた 

そんな将也だからか、過去に自分をイジメてきた将也なのに惹かれ始めた硝子 
二人は手話を通じて友達になれたが恋仲になることもなく、硝子は将也に告白をするが将也は鈍感なため伝わらなかった… 

小学生時代のクラスメイトと再開し交流を深めていく中、硝子は色々と思い詰めていく 
将也と花火を見に行った日、途中で先に帰ると言う硝子 
将也は結弦に部屋にカメラを取りに行ってくれと頼まれ硝子のマンションに行く 
そして玄関先からベランダによじ登り飛び降りようとしている硝子を見つけ、硝子を助けた代わりに自分が落ちてしまう 
不幸中の幸いにも下が川だった為、頭を打って昏睡状態に陥ったが無事に回復し硝子と再会する 


硝子は元々小学生時代にみんなと友達になりたかったから将也とも仲良くなれたのかもしれない 
でも昔自分をイジメてきた奴を好きになれるか?! 自分だったら根に持つタイプだからぜってぇ無理だな(´Д` ) 

まともな登場人物って永束くんと佐原さんと結弦(硝子の妹)くらいじゃね? 
高校生の将也もだいぶマシになったけど、過去のことを考えると元クソ野郎だからね… 
上野も将也が好きだから硝子に対してキツく当たってるし、最終的には打ち解けた感じだけど9割ツンのツンデレだし 
川井も高校生にもなって千羽鶴とかないだろ… しかも1000羽揃ってないし(多分正義感ふりまいてクラスメイトにウザがられたと予想…) 
将也がすげぇ嬉しいとかフォローしてたけど 

永束くんはヤンキーみたいなのに絡まれてるところを将也に助けられてから将也を「やーしょー」と呼び、将也の良き理解者で親友になった、お調子者だけどイイ奴www 
佐原さんは小学生時代に上野たちからバカにされてたけどずっと手話を続けていて、硝子と再開した時も手話を通じてすぐに打ち解けた 
ゆづ(結弦)は可愛いwww 
「オレっ娘」で第一印象が少年だけど硝子を守るためにそうなったのが可愛い 

さすがに登場人物全員がクソだと成り立たないのでまともなキャラもいないとな💦 

硝子の母は常に仏頂面でキツイ感じの人だけど、将也が硝子を助けて昏睡状態になったときは将也の母に土下座して謝ってたから多分根は優しい人だと思う 障害者の子供を育てるのは大変だろうから自然とそうなってしまったのかもしれんが 
将也の母も放任主義っぽい感じだけど、将也が硝子の補聴器を壊しまくったときはすぐに金を用意して直接硝子の母に謝りに行ったからまともな親だと思う 
一見正反対に見える2人の母親も根は真面目で優しいところが似てるから、最終的に仲良くなってたのが見てて和んだ 

ただ、将也と硝子が付き合うことになったりしたら周りは祝福出来るのだろうか… 
障害者と(元)イジメっ子 
時間が経って反省して改心してお互い友達になれたけど、その先に付き合うということになったら… 

でもそれは結局当事者同士にしかわからないことなんだろう 
本人同士が幸せになれるならそれでいいのだ 

色々な感情で見る「聲の形」 
賛否両論あるが私は泣ける映画だと思う 

サポート頂けたら推し活とかちょっと美味しいもの食べるとか有意義に使わせていただきます(´ω`)