ジェスドロ1万体達成!
過去のジェスドロ関連記事はこちら。
2022年のものしかない。
最初の1年だけ真面目にまとめていたらしい。
まとめてはいなくても、ずーーーーーっと毎日、朝起きた後に20分描くっていうことは続けてきました。
本当はもっともっと絵の練習した方がいいのかもだけど、子どもに割く時間も大きいし、本も読みたいし、漫画も描きたいし。
絵だけに全てを捧げるんじゃない生き方をしたい。
だからとにかく毎日20分。
毎日20分っていうけど、1年続けたら
20分×365日=7300分÷60分=121.7時間
121時間も絵の練習するってすごいでしょ?
「とにかく1万描けば上手くなってるから!大丈夫だから!」という砂糖ふくろうさんのお言葉を信じて描き続けて、今日で901日。
20分×901日=18020分÷60分=300.4時間
3年間のうち、およそ300時間を絵の練習に突っ込みました。
300÷24時間=12.5日
朝から晩まで絵をひたすら描いた日が12日半あったということだ。
もしぶっ通しで練習するとしたら狂ってるほどすごい時間である。
でも1日20分だから負担なく続けられたんだ。20分以上やった日も結構あるのでもっともっと多いはずだけどね。
漫画のデータに取り込まずに直接並べて写真撮ったのがこちら。
何日めぐらいまでかはわからないけど、途中までは「頭は球体…」「服は筒…」「コントラポストを意識!」「軸を意識!」「ラインオブアクション!」とか常に考えながら描いてたんだけど、いつからかほとんどそういうことを考えないで描くようになっていて。
それは考えることを放棄したというより「あえて意識しなくても出来るようになっている」ものになっている、という感じ。
人って、わざわざ「よし!息するぞ!」って思って息しないじゃないですか。それと同じで、もう毎日毎日当たり前に続けているから、息をするような感覚で描ける様になってきてるんだと思う。
そうなってくるとジェスドロやってる朝の20分って瞑想みたいなところがあるなと思っていて。
瞑想って「何も考えないようにする」ということなんだけど、何度かやろうとしたけど「何も考えない」って本当に難しい。何か考えちゃう。
でも、ジェスドロしてるときってほんと、最近は何も考えてないんですよ。
だからきっと瞑想と同じ効果があるんじゃないかと思っていて。
モーニングルーティーンに瞑想が入ってるとすごくいいって聞いたことあるし、絵も上手くなるし、いいことしかない。
↓ これ、ジェスドロ初めて数ヶ月ぐらいの頃に描いた漫画。
何かこんな感じで、続けているうちに世界の見え方みたいなものも変わっていきました。
ただ当たり前にそこにあった自然が、半年前と違って見えたりとか(季節的な移り変わりの意味ではなく)、自分が料理しているときの動きや音が妙に脳に染み込むような独特の感覚に感じられたりとか。
五感が研ぎ澄まされていく感じ。
今まで自分が見ていた世界ってなんだったんだろう?って思うぐらい、3年間で見えるものが変わったなぁと思います。
わかりやすいかわかんないけど、宮崎駿監督や、新海誠監督が描き出す世界って光とか音、食べ物の描写や空気感がすごくいいじゃないですか。
あの世界が現実でも普通に見えるようになる。
ポニョのホットミルクにはちみつをぽたーん、とたらす描写とか、家でホットミルクを子どもに作ってあげてるときに湯気やはちみつのとろみや混ぜる音があの感じで見えたり聞こえたりしてくる。
あとは、光の中に舞っている小さなチリがきらきら光る時間が異常にゆったり感じられたりとか。
あの監督たちも当然その世界が見えていて、かつ、その世界を人に指示して作り出せるレベルにまで到達しているってことだからそれまたとんでもねぇなって思うんですけど。
私はその世界が見えるようにはなったけど描けない。
人生で最初の一万五千枚はみんな下手くそ。
まぁ子供の頃から絵を描くの好きだったし、ジェスドロはじめる前にも描いてた枚数と合わせれば、ジェスドロで1万描いたならもう1万5千は越えたと思います。
あと…「リズムとフォース」って本には「勉強と練習を1万時間重ねれば誰でも上手くなれます」って描いてましたね。
…そうでしょうね!!1万て!!!
今回のジェスドロの単純計算だけで300時間。
勉強した時間とか、それまでに描いてきたものをぜーんぶ足して…それでも、多分、1万には達してないだろうなぁ。
でも、漫画作品を作り出すのも多分「練習」のひとつだと思っていて、だから50歳になる頃には1万になってるんじゃないですかね。
「神はお急ぎではない」
サグラダ・ファミリアを設計したアントニオ・ガウディのお言葉だそうです。人生のクライアントは「神」である。
自分が表現したいものを表現するために誰が急かしているわけでもない。
これからもゆったり地道に積み上げていきたいです。
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