わたしの練習帳*ハンズ・オン*
・今回のメモ
そのひと全体から〜
今ここを活きる。
アレクサンダー・テクニーク
(自分のつかい方)を
共有したく、綴っています。
アレクサンダー・テクニークのレッスンにて先生は相手(生徒)に「手をおく」ことがあります。
このことをアレクサンダー・テクニークでは
「ハンズ・オン」といいます。
ハンズ・オンについて
“わたしが思う”ことを綴ります。
わたしがアレクサンダー・テクニークに
出逢って、学んでいた頃(20年程前)は
先生の手は“トクベツなもの”と感じていました。自分が変容するのは、先生がトクベツな何かをしているから?と。
先生になると決めて、再び学び始めると
その思いは変わっていきました。
あたま・首・胴体の関係性がととのう
とATでいう、プライマリー・コントロール
(初源的協調作用)が活性化されて、
そのひと全体の機能が向上します。
このプライマリー・コントロールは
誰しも皆に備わっているものです。
先生はそれを手(ハンズ・オン)を通して
相手(生徒)へ伝えたり、相手から引き出します。
“ことば”だけではなく
“手を扱う”のは“トクベツ”なことに感じますが
“非言語コミュニケーション”といえます。
相手(生徒)のフィードバックによって、
学習はすすんでいきます。
わたしは“ことば”を扱うのが苦手なので
(努めるところなのですが ^^;)
“手(ハンズ・オン)”に助けられています。
“ことば”では「伝えられない」
ことを補うからです。
もう一つ
ハンズ・オンは
わたしが思う“タッチ”とも
また異なるということ。
わたしは混同していました…
(タッチと思うと
わたしはdoingする手になったり
撫でちゃうんだなー)
アレクサンダー・テクニークは
治療でも施術でも
ヒーリングでもマッサージでもありません。
ATの先生は、相手(生徒)の自身への
学習を“お手伝い”する役割ともいえます。
相手に“手で触れる”ということも
人によって意味合いは異なってきます。
治療する手、施術する手、ヒーリングの手…
ATでは
“伝える・引き出す手”といえます。
ハンズ・オンは
相手(生徒)に「手をおく」んだなあと
あらためて思い、実践しています。
トクベツな手というより
経験したことのない質の手
ということだったのだと今は思います。
2023/3/10/mayumi@kyoto
ひつようなひとにもとどきますように :))