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わたしスペース*手さぐり⑵*

・お話のつづき

本来のわたしと在るため
アレクサンダー・テクニーク
(自分のつかい方)を学び、実験しています。

「アレクサンダーと私
[アレクサンダー・テクニーク]への道」

ルーリー・ウェストフェルト
片桐ユズル+中川善晴=訳  [壮神社]

という本をよみました。
備忘録としても記しておきたいので…φ(..)

アレクサンダー氏が用いた
「抑制」ということば

フロイト的な意味ではなく、生理学的な意味で使われており、すなわち抑制とは脳の機能で、ある一定の活動に関する考えに「イエス」または「ノー」をいうことである。

話すという行為を
例にすると

話すという考えに「ノー」ということに決め、この抑制の決意をたえずくりかえすことにした。そして、これをすると、完全にうまくいったのだ。

アレクサンダーの「抑制」のテクニークは
三つの要素からなっている。

⑴抑制をすることを、すなわち話すという考えに「ノー」ということを、たえずくりかえし決意すること、
⑵新しい頭と首と背中のパターンをはたらかせるために、たえずくりかえしそれを思うこと、
⑶話すという行為を細やかな段階に分割し、そのひとつひとつが目的であるかのように、個々の段階に別べつに焦点をあてること。

この三つの要素はいっしょに働く、たがいにまじり合い、からみ合う。
このテクニークこそが、話すという考えをうまく取りのぞき、アレクサンダーが喋っているときも、朗唱中も、
新しいパターンHN&B(プライマリー・コントロール)を維持できるようにしたものである。彼の発声器官はまったく異なったしかたで用いられるようになり、
彼の困難は解消した。

ただ、この“抑制”は非常にむつかしいことでもあります。話すという考え(目的)に「ノー」と思いつづけるのは。

アレクサンダー氏も話す変わりに腕を上げたりと、話すという結末(目的)を変えることで、結末(目的)への到着を遅らせたりと
色んな方法をとりました。

目的達成に陥ることなく、手段(過程)を一つひとつ踏むことを意とします。

わたしはこのことは割とすんなりと理解できました。過程を一つひとつ大切にしていくと結果はついてくるということに。

ただ、“抑制”は習慣や思い込みとの
葛藤がつづくので、わたしにはとても辛いものでした。

いつもの習慣や思い込みからの緊張や動きに「ノー」をいいつづけるのは。


今は、みどりさん(先生)もいわれるように
からだのいきたい方向性を
思いつづけること。

思いつづけることで、
習慣や思い込みに気づき、減っていくことを
実験して、体感としてわかってきました。

みどりさん(先生)はいつもと違う選択をする
say“yes”といいました。

わたしは今まで、主に
心身の不必要な緊張に気づき、やめる
say“no”をしてきたのですが、
(それが必要でした)

今は、主に習慣や思い込みと違う選択をするsay“yes”を実験しています。

どちらも大切なことと思います。

アレクサンダー氏はそれらをいっしょに実験していたんだなあ!(わたしには高度…)

あらためて、アレクサンダー氏の探求し、
実験してきたことの凄さを思ったのでした。


つづく

17/2/2022,mayumi

よんでくださって、ありがとうございます:)


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