風通りの好いスペース*一般意味論③*
おはようございます:)お話のつづき
わたしのスペース(こころとからだ)を風通り好いものに☆と日々、生活しています。
今わたしは、アレクサンダー・テクニーク(自分の使い方)を改めて、学んでいます。
今のわたしの基盤に大学生の頃(20年程前)、
ユズルさんの“一般意味論”の講義で得たことがあります。
わたしの記憶(20年程前)を辿って、記そうと思います。よかったら、お付き合いを。
朝の一コマ目にあり、出席することで単位がもらえるので、学生の数がグッと減ってきました。(ユズルさんの思惑か?!)
テーブルは基本、始まりに教室の端に寄せます。
学生らはユズルさんを囲んで、椅子に座っての講義。
毎回、今日は何が始まるんだろう〜
と好奇心が膨らんでいきます。
ユズルさんは、密封容器のビンに入った
リンゴ🍎をトートバッグから取り出し、
「どのようになるか見ていきましょう。」
と毎回、持ってきて、見せてくれました。
そのリンゴはだんだんと形を崩し、
腐って、カビが生えていきました。
決して、心地いいものではありません。。。
リンゴはリンゴであって、リンゴではない…
ということか。。。
またある講義では、
ユズルさんは、おもむろに赤い風船をポッケから取りだし、膨らし始めました
赤い風船はだんだんと膨らんでいき
ユズルさんは、途中で止めては、
「どんな感じがしますか?」
そして、さらに膨らまし始めます〜
わたしはそのさまを見ながら、
わたしの様子も意識して、見ていました(どんな感じか聞かれるから)
すると、わたしの“からだ”が、赤い風船が膨らんでいくのに比例して、圧迫されるように縮んでいきます。
(割れそうで怖いい!)
あたまは首に押し下げて、縮んでいます。
ユズルさんはそれを
“びっくり反射”
と仰いました。
自分の体感をもって知ったので
腑に落ちて、よく覚えています。
ある講義では、
ユズルさんは、重い荷物を抱えています。(助っ人の方もいます)
水の入った2㍑のペットボトルが2本!
トートバッグに入れて、学生らに持たせ、それを一人ひとり回していきます。
「あたまの重さは大体5㌔ほどあります。
大体、これくらいの重さでしょうか。」
重たいトートバッグを持って、
“あたま”はこれくらいの重さなのか!と愕然としました。
またある講義では
ユズルさんが“エンジェルさん”と呼ぶ方を連れてきて(アレクサンダー・テクニーク教師の方と後に知った)
「今から、エンジェルさんがあたまや首に手で触れていきますね。」
座っている私たちのあたまや首に、ふわっと手で触れていきます〜
「どんな感じかしますか?」
わたしは触れられたとき、
あたまがふわっと軽く感じました。
今思い返すと、もはや、一般意味論からハナれて、アレクサンダー・テクニークでした。
これらの
ことばにならない感覚
となる講義を
今でも覚えているのは、
体感を伴って〜
“こころとからだ”からも知ったからと思います。
ことばだけだとしたら、
そっか!とその時は
“あたま”だけで思っても、忘れてしまっていたでしょう。
これまで、学校教育を受けてきて、
年を重ねるごとに、学びに対して、興味が薄れてきて、アレルギーさえも出ていたのを
ユズルさんの講義では、
概念が崩れていって〜
机と椅子に座り、先生の授業を聞くのではなく、むしろ自由に動き回ってもいい雰囲気。
ユズルさんは“先生”と呼ばれることを嫌って、おんなし目線で接してくださった。
そして、
「どんな感じがしますか?」
と私たちの“ことばにならない感覚”を
引き出して、気づかせてくれた☆
わたしはこの
“ことばにならない感覚”
をも大切にしていこうと思う。
抱えていくということではなく、
見えないけれど、あるということを。
わたしもあなたも
おしまい。
19/9/2021
お付き合いいただいて、ありがとうございます:)
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