
自分の可能性をいちばん信じてなかったのは、わたし #day28
創作大賞、昨日が応募〆切でしたね。
皆様、おつかれさまでした。時間ギリギリまで、悩んで唸っていた人もたくさんいるのでは?
わたしはといえば。
創作大賞に向けて、特に何をしたとかはありません。応募期間中、自分なりに満足のいくものが書けたときや、「っぽい」かなーと思う記事に仕上がったときに、ハッシュタグをつけて投稿するだけ。
正直言うと、そこまで興味がなかったんです。毎年、この時期は忙しく、noteから離れていることが多くて。創作大賞に向けて、皆さんがこんなにも真剣に取り組んでおられるなんて、実は知らなかった。
66日ライラン(=66日毎日投稿)のおかげで、note滞在時間が増え、皆さんの並々ならぬ熱量を、いっぱい浴びています。もう圧倒されっぱなし。「っぽい」ものができたからタグつけとこーなんて、ホント申し訳ない気持ち。
もし受賞したら、連載や出版のチャンスを掴めるんだもの。そりゃあ真剣になるよなーって。よくよく考えれば、わかります。
わたしだって、少し前の記事で「本を出したい」って書いたはずなのに。みすみすチャンスを棒にふるなんて、何をやっとんねん?って話ですよ。
でもね、ちょっと言い訳すると、わたしの中で、創作大賞ってものすごく遠いものだったんです。なにやらすごい人が受賞するんでしょ?わたしには関係ないや、って。はなっからあきらめてたんです。結局、自分のことを信じてなかったってことですよ。
自分の可能性をいちばん信じてなかったのは、誰でもないわたし自身。
サイテーですよね。いますぐ、わたしに謝れ!って言いたい。
まぁ、後悔しても、時間は巻き戻らないんで。来年はもう少し真剣に取り組んでみたいと思っています。
そのぶん、今年は皆さんのことを心から応援します!
印象に残った創作大賞応募作品をいくつかご紹介して、今日は終わりますね!
ではでは、また明日。
★青乃家さん『【フォト小説】たどりついたら猫の島』
まず、「フォト小説」という手法が、わたしにとってすごく新鮮だった。
実際の島の写真とともに物語が展開されていくので、イメージがどんどん広がり、脳内でどんどん映画が仕上がっていく。監督はもちろん、わたし。
残念ながら佐柳島に行ったことはないのだけど、瀬戸内の美しさはよく知っているので、余計に懐かしく想像できたのだと思う。「いつか行ってみたい場所」がまたひとつ増えた。
ぴょんと飛び越えた先に、何があるのか。寂しさが完全に消えることは、おそらくないんだろうけど。「私」が帰り着いた場所が、あたたかな光に包まれていることを願わずにいられない。
★めぐみティコさん『わたしの子宮は胎児を殺す。』
痛い。読み終わったあとも、ずっとジンジンしている。
わたしは自然な流れで、4人の子を授かった。とてもありがたいことだ。けれど、だからこそ、不妊に関する文章を読むと、「あなたにはわかんないわよね」と言われているふうに、勝手に思い込んでしまう。実際、わからないのだからしかたがない。きっと、わたしが何を感じ、何を言っても、それは上っ面をなぞった言葉にしかならない。
だから、何も言わない。それを心の中で詫びつつ、放たれた強い想いを、真正面からグッと受け止める。ただ、それだけ。
★Kaoriさん『「今からは客として飲みます!」これが若き日の私の“全力”だった。』
Kaoriさんの書く文章が好きだ。
Kaoriさんのnoteからは、ライターとして真摯に仕事と向き合ってこられた姿勢や、書き手としてのプライドが伝わってくる。この記事には、それがぎゅっと凝縮されている。
昔、駆け出しの頃に取材されたという久留米のアイリッシュパブのマスターにも、お店への強い思いがあった。200字ほどの無料広告、適当にやろうと思えばできなくはないのに、お互いが「プロ」だったんだろうな。「プロ」同士の真剣なぶつかり合いを見せられて、「全力」でやることの大切さが身にしみた。
いつかわたしも、久留米のダンディなマスターに会いに行きたい。

来年こそはわたしも「全力」でチャレンジしよう。
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