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うちの子たち、もうわたしがおらんでも生きていけるんちゃう?

冬将軍がやってきた日。

からだをあたためるために、温泉へ行きました。寒いと、みんな温泉が恋しくなるんかな?お風呂はなかなかの混み具合。

休日だったからか、家族連れもたくさんいました。炭酸風呂に浸かっているわたしの目の前を、4~5歳くらいの男の子がうろちょろし始めて。おかあさんが慌てて追いかけてきたのだけど、男の子も負けてない。次の瞬間、水風呂にじゃぷーんと入ってしまいました。

思っていたより冷たかったんだろうな。一瞬、ビックリした顔をしたけれど、まるで普通のあたたかな温泉のように、じっと水に浸かったままでした。つわものだー。


実は、うちの次男もついこの間まで、水風呂が大好きだったらしい。サウナに入るわけでもなし、水風呂なんて寒いやろ!って思うけど、本人はめちゃくちゃ喜んで、水の中に入っていたとか。

次男は割と早い時期からパパと男風呂に入っていたので、実際の様子はわからない。けど、ひょっとしたら今目の前にいる男の子のように、次男もちょこまかと温泉を動きまわりながら水風呂を楽しんでいたのかもしれない。そう思ったら、なんだか微笑ましかった。

「コイツらと一緒に温泉行っても、全然ゆっくりできひん!水風呂ばっかり入りやがって!」と、昔はしょっちゅう愚痴をこぼしていた旦那も、気がつけばあまり言わなくなりました。それだけ時が流れた=成長したってことなんやろな。


わたしね、目の前の男の子の様子を見ながら思ったんです。
うちの子たち、もうわたしがおらんでも生きていけるんちゃう?って。


上は高校生から下は小学生まで。4人の子どもたちもずいぶん大きくなり、自分たちでできることがどんどん増えてきた。

わたしの体調がすぐれないときには、料理も洗濯も掃除もしてくれます。そこは4人の強みというのかな。長女を筆頭に、役割分担をしながらうまーくやってくれるんよね。

旦那が「ママが倒れたら大変やぞー。だからみんなでママのお手伝いせぇよー」ってよく言ってくれるのだけど。いや、別にわたしが倒れても、たぶん家族の生活はまわるよ。

ほら、仕事なんかも一緒じゃない?めちゃくちゃ重要な仕事を任されている人が突然辞めることになって。「あの人辞めたらやばいやん!これからどうなるん??」って不安や焦りを感じてても、いざその人が辞めたってなんとかなる。職場はまわるんよね。世の中ってそんなもんよ。



「10年、毎日続けたらいっちょまえ」

糸井重里さん経由で、この吉本隆明さんの言葉を知って。心の中にずーっと残っています。

長女が10歳になったとき、一つの大きな関門をくぐったような気がしました。そりゃあ、昨日の今日でいきなり何かがバァーンと変わるわけじゃないけどさ。ゲームじゃあるまいし、子育て10年と1日目に突然良き母にレベルアップなんてしない。

だけど飽き性のわたしには、長い間必死にやってきたことなんてなかったから、10歳の誕生日はちょっと特別でした。

あと数ヶ月したら、末っ子次男が10歳になります。わが子4人全員、10歳を超える。わたし、なかなかに頑張ったんじゃない?あの男の子のママのように、後ろから追いかけまわす必要もなくなって。子どもたちもある程度のことは自分でできるようになって。ほらね、やっぱりわたしがおらんでも生きていけるやん!


だからといって、おらんようになりたいわけじゃないよ。まだまだそばにいたいし、もっともっと成長していく様を見ていたい。母の手を借りずともできることが増えたとしても、もうしばらくは彼ら彼女らの「心の拠りどころ」でいさせてほしいなーって思うんよ。これからのわたしにできることは、そんなことくらいかなって気がしてる。



なんかまとまらなくなってきたから、この辺で終わり。
ではでは、またー!



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テシマ ユリコ
最後までお読みいただき、ありがとうございます! いただいたサポートでコメダ珈琲へ行き、執筆をがんばります! (なぜか、コメダってめちゃくちゃ集中できる)