映画館でマインドフルネス体験！
ふと思い立って、映画館に行ってきました。
きっかけは、尾石晴さんのVoicy。
映画館そのものが、マインドフルネスではないか？というお話でした。
なるほどーーーーー！
映画館って、映画を観ることしかできないもんね。上映中は画面に集中。スマホも切って、事前にお手洗いも済ませて、準備万端で臨む。
映画館といえば、エンタメの大御所というか代表格というか。マインドフルネスとは別のベクトルのものだと思っていたけれど、そうじゃなかったのね。
サブスクが主流の世の中になって、映画はいまや自宅で気軽に観られる時代になっちゃった。「倍速再生」や「ながら観」も当たり前。
かくいう私もやってます。倍速で、ながら観。
基本、家事をしながら……だから、バタバタして、音しか聴いてないときがある。これを映画鑑賞と呼んでいいものか？賛否両論がありそうだけど。
（余談だけど、昨年話題となったドラマ『silent』は通常の速度で観てました。手話で話したり、音のない「無」の時間を大切に表現している作品は、さすがに倍速にはできなかった）
で、晴さんのVoicyを聴いて、映画でマインドフルネスっていいかも！と思っていたところ、偶然にも『シャイロックの子供たち』の予告を見かけて。
あー、そういえば、これ観たかったんだ。サブスクか地上波待ちでもいいかなって思ってたけど、ちょうどいいや。映画館行っちゃえ！で、即チケット買いました。
そして、実際に映画館に行って、どうだったかというと・・・。
スッキリした！！！
あのね、内容云々じゃないのよ。いや、もしかして内容があまりにも好みに合わなかったら、やっぱスッキリはしなかったかもしれないけど………、とにかくスッキリした！！
なんていうのかな、自分が明らかに映画に没頭していたことがわかるのよ。最後のエンドクレジットが流れ出す頃から、ふぅーっと力が抜けて。
たぶん、この感覚、みんな経験してるんじゃないかな？私も今まで意識していなかっただけで、ふぅーってなってたもん。
これまでは、瞑想やヨガのような、静かでゆったりしたイメージしかなかったけど、映画館で映画を観ることも、じゅうぶんにマインドフルネスになるんだね。
マインドフルネスとは瞑想ではなく心の状態、「ただ目の前のことに集中する状態」です。
例えば、朝、コーヒーを飲む時に、ただ飲むのではなく、豊かな香りに集中して味わってみるとか、手に触れる水や泡の感覚を感じながら食器を洗うなど…。
これらは目の前のことに集中している状態になります。
この心の状態をマインドフルネスといい、マインドフルネス瞑想を行うことでこの状態を維持することができます。
「ただ目の前のことに集中する状態」でいられるようになると、脳の疲労が減り、集中力や想像力、幸福感などが高まることが近年の科学的な研究で明らかになってきました。
『マインドフルネスとは？効果と実践例を徹底解説』より
マインドフルネスとは、「ただ目の前のことに集中する状態」のことらしい。
んん？
ということは？
私にとっての“珈琲”って、マインドフルネスだったの？！
店主さんおすすめのボリビアの珈琲を注文したんだけど、めちゃくちゃ芳醇で複雑な味わい。浅煎りなんだけど、淹れたてはそこそこの深みを感じる。
とってもフルーティで、香りもよく、アナエロビックほどではないけど、ワインのような雰囲気もあった。焙煎してから、ちょうど一週間くらいって言ってたから、いい具合においしさが引き出されてたのかもね。
「グレープ、オレンジ、ナシ、シロップの味を探してみてくださいね！」って言われて、「ナシがわかんないですねー」なんて会話を交わしたりして。
私、珈琲を飲むときは、まず香りを味わいます。ここで、まず体の緊張が解けて、一気に脱力する。ふわーっと体が軽くなった感じ。
それから、一口二口と飲み進めていきます。この珈琲にはどんなフレーバーがあるのか？柑橘系？柑橘の中でも何？オレンジ？シトラス？この甘みはチョコのような甘み？それともキャラメル？
全神経を珈琲に集中させる。それでも、先日のナシのようにわかんないときは多々あるけれど。このフレーバーはあれかな？これかな？と考えながら飲むのが楽しい。
淹れたてのときから、時間が経つにつれ、味が変わっていくのを感じるのもおもしろい。酸味や華やかさが増したりしてね。
今まで気づいていなかったけど、これはもう完全にマインドフルネスだ！そりゃあ、珈琲を飲むと、癒されるはずだよー。
カフェ巡りのときは、珈琲だけなく、一緒に食べるスイーツの味にも、グッと集中しちゃう。
ひとり時間がほしいから、カフェに行くのが好きなんだと思ってたけど、実はマインドフルネス効果もあったんだねー。
「瞑想をしよう！」って言われると、「え？やり方わかんないし。どーしたらいいの？」って、なんだかむずかしそうで、めんどくさくなっちゃうけど、映画館に行くとか、珈琲を飲むとか、ものすごく身近なものでマインドフルネスはできる。
晴さんのおかげで、すごく良い気づきをいただけました。
これからも堂々と、好きなカフェ巡りを楽しもう！アマプラばっか観ずに、たまには映画館行こう！だってこれは、マインドフルネスなんだから！！
ではでは、またー！
あ、映画の感想、書いてなかったや。
カンタンなものですが、Twitter貼りつけときますー！
#シャイロックの子供たち#映画メモ
— テシマユリコ (@teshiyuri1111) February 21, 2023
☑お金は返せばいいってもんじゃない。罪は一生消えないってことかな。
☑ラストはもう少しドキドキさせてほしかった。すんなり事が運びすぎ。
☑橋爪さんと柄本さんの演技、ベテランの貫禄。
☑池井戸作品らしく、悪は叩かれるけど、本当の悪は誰なんだろね。
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