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こんな本を読みました【2025.1】
今年初の読書記録です。
★『薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理』塔山郁
薬剤師が主役の物語。薬の知識を生かして、ちょっとした謎を解明していきます。ミステリーというほど、大げさな事件ではなくて。なんとなく展開が読めてしまうような内容です。本格的な推理小説を求めている人には不向き。スキマ時間にかるーい気持ちで読みたい人にはおもしろいかもです。
薬に関する知識が少し身に付くかもしれませんが、シロウトのわたしでもどこかで聞いたことがあるような程度の知識なので、生活に役立つか?と言われると、やや微妙。
本物の薬剤師さんが読んだら、どんな感想になるんだろう?ちょっと気になります。
★『47都道府県女ひとりで行ってみよう』益田ミリ
益田ミリが月に1回旅に出て、47ヶ月で全ての都道府県を網羅する。日帰りのときもあれば、2泊3泊と時間をかける旅もある。ガイドブックを参考にしながらも、必ずしも有名な観光地に行くわけではなく、気分が乗らないときは地元の名産品も食べない。
心の赴くまま行きたい場所に向かい、食べたいものを食す。ホテルでコンビニ弁当を食べるだけのときもあるけれど、そういう自由でラフな旅がいいなぁと思った。
そして、わたし自身もそんな旅に憧れているということに気づいた。女ひとりでのんびり全国を回りたい。好きなところに行って、好きなものを食べる。気乗りしないときは、ホテルで読書するだけでもいい。そんな旅がしたい。
と、子どもたちに話すと、「え?うちらを置いていくの?」「ひとりだけずるーい!」と言われてしまった。女ひとり旅が実現できるのは、まだまだ先のことになりそうである。
★『旅ごはん』小川糸
作家・小川糸のごはんエッセイ。海外を中心に、日本の食べ物も少し紹介されている。一時期ドイツのベルリンで暮らしていた筆者だからこそ、各国のおいしいものが実体験としてリアルに描かれており、すぐにでもその国に飛んで行きたくなる。
また、ごはんだけでなく、その国の文化や諸事情、背景を知ることができ、とても興味深かった。単に「おいしかったー♪」で終わらない。何かしら“与える”ものがあるから、みんな読む。プロのエッセイ、ここにあり!という印象でした。
先ほどの益田ミリさんの本を読んだときにも思ったけれど、わたしは自分の知らない土地に行って、未知の経験・体験をすることに憧れがあるんやろなぁ。だから、こういう旅エッセイが大好きなのです。あー、ラトビアに行きたい。
以上、1月は3冊でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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