やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
太平信孝 著 / 河村万理 作画
OFFの日は、家の中をきれいにしたり、「積読」している本を「深読」しよう!と思いながらも、なかなかやる気になれずに1日が終わってしまう。
あー、今日も一日無駄にしてしまったな。と思う日もちらほら。
原因の一つは忙しさ。疲れていてはやる気も出ません。やる気を出すには充電が必要で、十分な休息があってこそ「やりたいこと」を行動にうつすことができます。でも、やる気が出なくても、OFFの日に充電しつつやりたいことができたら、充実した一日を送ることができて、気持ちが晴れ晴れします。ONの日もさらに充実した一日になるのではないでしょうか。
「やる気」が出ない時におすすめの一冊がこの本
マンガでよくわかる やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
おすすめの理由は、「やる気」が出なくても、「ゴロゴロしながらマンガを読むだけ」!だから。に尽きます。やる気が出ないから本を読む気にもなれない。そんな時にもサクサク読めるからおすすめなのです。
マンガの良いところは、脳が疲れていてても読めるところ。脳疲労を感じていると本はなんとく読む気になれませんが、マンガはゴロゴロしながらなんとなく読めてしまう。この、「なんとくなく」という感覚が良い感じ。なので、私は、まずはマンガの部分だけを全部読みました。
主人公は、酒類メーカーで営業を担当している桜美佳さん。やるべきことをつい先延ばしにしてしまうクセがあり、自己嫌悪に陥っていたところ不思議なナマケモノと出会い、徐々に人生が変わり始める。そして、ついには夢に向かって一歩踏み出すというストリーりー。読むのに30分もかからなかったかな。
5つのChapterに分かれているので、気になるところから読み始めるのも「有り」ですが、この本は、ストーリーを最初から追っていった方が、積み重ね効果がありそうです。まずは、マンガをざくざく読んでから、気になるChapterを読み進めるのがおすすめ。
Chapter1)行動に「初速」をつける
私はやっぱり、行動にうつす前に時間がかかります。エンジンがかかるのが、15時くらいから。そこからエンジンがかかっても1日の半分は終わってしまっています。目が覚めたら、すぐに行動にうつせると充実した1日が過ごせると思うのです。だからChapter1から読み進めました。
要は「やる気」は待っていても永遠に降ってこないから、脳の仕組みを利用して「側坐核」を刺激して「ドーパミン」を分泌させよう。ということです。ドーパミンは意欲を高めたり、楽しいと感じるホルモンなので、「行動力の源」になるというわけです。
具体的なコツは6つ記載されていましたが、私がすぐに取り入れてのは、「なんとなく気乗りしないときは体を動かしてみよう」ということです。私が一番やる気が出ないのは、朝起きたとき。エンジンがかからずゴロゴロしていたいのです。だから、朝起きたら、寝たまま「ノビ」をする。体を捻ってストレッチをすることにしました。これだけで、ベットから起き上がる気力が出てきたから不思議です。
Chapter 4)「時間の使い方」を変える
そして。次に気になるといえば、「時間の使い方」です。
行動するにはその原資となる「時間」が必要です。時間もお金と同じように「自分の時間の使い方」を振り返ることが大切とのこと。
具体的には、直近の1週間について自分の時間の使い道を「①投資」「②消費」「③浪費」の3つに分類しておおよその時間を書き出してみるだけ。ただ、ここでのポイントは「浪費」時間をゼロにする必要はないいうこと。「だらだらしたり、ぼっーとしたりする時間も忙しいときや疲れているときほど必要だったりする」とのこと。やっぱり、疲れないようにすることが浪費時間を少なくするコツの一つなのかもしれません。
取り入れたいベスト1は、「本気の30分」を1日2回確保すること。集中しやすい時間帯を選んで「いちばん大事なこと」に本気で取り組むこと。「緊急ではないが重要なこと」は普段先延ばしにしがち。だから、30分「いちばん大事なこと」に「全集中」することができれば、自分の本当に「やりたいこと」ができるというわけ。これを1日2回できれば、達成感半端ないでしょう。
これで、「いちばん大事なこと」をやる気に頼らず「すぐやる人」に近づくことができそうです。
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