あざみ15
僕は先の不安にいつも怯えていて
自分で言うのも変なんだけど実はとても真面目な性格なんだ
石橋を叩いて渡るというタイプではないが
石橋も叩いているうちに壊れてしまうことだってある
それくらい先のことなんて何も解らないのだ
人生は寧ろ思ったこと以外の色んなことが起きて
想像すべくの、あらゆる先のことを考えているにも関わらず
対処出来ない、用意していないものが求められて
面食らいあたふたしてばかりだ
結局…宛の外れるものばかりで
先に何が起きるなんて全く解らない
何をやったとしても
今も、この先も
後悔ばかりして生きていくのだろう
それが僕の償いなのかもしれない
いつも産まれて生きて死ぬだけ…
そんな言葉が坊主の読むお題目の様に頭の中で連呼する
君は誰?僕は誰?
続く