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2024年の挑戦:Harvard CS50x と Three.js Journey


2024年の挑戦として、CSの基礎を再学習

約25年前にUNSW(ニューサウスウェールズ大学)のCS (コンピュータサイエンス)を卒業して以来、私は2024年の挑戦としてHarvard CS50xを受講しました。
このコースは、現代のCSの基礎を学びなおす最適なクラスであり、Python、Flask、サイバーセキュリティなど、以前には触れたことのなかった分野を初めて習得する機会でもありました。


高等教育とは「自分の限界に挑むこと」

私にとって高等教育は、単なる資格取得ではなく「自分の限界を見つけるための挑戦」です。私には、このような「良質な挑戦の繰り返し」が、自分とは何者かを本当に理解できるようになる一番の方法だと理解しています。

私は28歳のとき、UNSW大学のファウンデーションコースを受講しました。一年間でアカデミック英語、物理、数学、科学を習得し、その後大学に進学しました。大学生活では、「難しい」と評される科目をあえて選択しました。
他の学生に「そのクラス、半分の生徒は落第するらしいよ」と言われても、「だからこそ挑戦する価値がある」と思いました。簡単な科目で高得点を取ることよりも、新しい概念やスキルを学び、それが自己成長につながることが私にとって重要だと当時も考えていたからです。


CS50x: 挑戦的かつプロフェッショナルな学習体験

CS50xは、学び直しの挑戦として非常に満足度の高いコースでした。
2月から5月にかけて最初の9週間を修了し、計33個の課題プログラムを提出しました。
特に印象的だったのは以下のポイントです:

  • 教材の質と多様性

CS50xでは、シンプルで整理されたウェブサイトを通じ、動画、スクリプト、PDFなど多様な形式で教材が提供されていました。さらに、各講義には補足教材としてセクションやショートが用意されており、トピックを深く理解するための工夫がされていました。

  •  学びやすい環境

MicrosoftのVS Code(ビジュアル・ステゥディオ コード)専用環境にGitHub(style50, check50, submit50など)が整備されており、プログラム作成に集中できる環境が用意されていました。また、オンラインコミュニティやCS50.ai(AIアシスタント)など、学習サポートが充実しており、どんな時でも疑問を解消できる環境への配慮がありました。このおかげで、オンライン業務を行いながらの状況でも、学習開始から効率的に取り組むことができました。

  • 楽しい学びと実践的な課題

講義では、教授のDavid Malan氏がユーモアを交えた元気な話し方、視覚的にわかりやすいスライド、実演を活用して、学習を楽しいものにしていました。また、課題は現実のシナリオをベースにしており、実際の業界での応用力を高めてくれるものでした。

  • 高い学問倫理の重要性

CS50xはUNSWと同様、Academic Honesty/Honor Code(学問の誠実性)を重視しています。このポリシーは学習の質をさらに高め、コース修了時の達成感を一層強くしてくれました。


最終プロジェクトへの挑戦:Three.js Journey との融合

最終プロジェクトに取り組む際、さらに学びを深めるためにThree.js Journeyというオンラインコースを並行して受講しました。
このコースでは、Three.js、Blender、React + React Three Fiberなどを学びながら、約6か月で修了。その後約1か月をかけてプロジェクトを完成させ、2024年12月28日に無事提出しました。

Three.js Journeyでは、Shaderや3Dモデリングの基礎を学び、最終プロジェクトを制作するスキルを得ることができました。この経験を通じて、現代技術の応用方法を理解するとともに、自分のスキルが実社会で活用できるという自信を得ることができました。


最後に

CS50xとThree.js Journeyを通じた2024年の挑戦は、技術的スキルの向上だけでなく、自己成長や達成感をもたらしてくれる貴重な経験となりました。

次回の記事では、この経験を活かして制作した最終プロジェクトについて詳しくご紹介します。

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