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手帳への思い込みを手放す、4つの処方箋
たくさんの情報が行き交う中、なぜ手帳の悩みは尽きないのでしょうか。
・手帳が続かない
・自分の字が好きじゃない、雑になってしまう
・手帳を書く時間がない
・「夢を叶える」「目標」という言葉にモヤッとする
こんな風に思ったことがある方は、知らずのうちに「手帳への思い込み」が根付いてしまっているのかもしれません。
手帳人気が高まるにつれ、さまざまな手帳術や凝った使い方が前面に出るようになりました。
それらが目立ち、本来柔軟な使い方ができたはずなのに「こうあるべき」と手帳へのハードルが上がっているように思えます。
いくら手立てを考えても、前向きに捉えようとしても、無意識のうちに刷り込まれている思い込みから抜け出せず、悩んでいる方が増えているのかもしれません。
今回はそういった思い込みを手放し、自分のために楽しく手帳を使えるようになる「4つの処方箋」をお届けします。
これらは従来の対処法でなく、悩みの根底にある原因を解き明かし、心が楽になる考え方と具体的な実例を提案するものです。
新しい手帳を選ぶ際、使い方に悩んだ際にお役立てください。
実例は全て撮りおろしの写真、または参考商品を交えてふれていきます。
※Amazonのリンクは「amazonアソシエイト」を利用しております。
今回、2以降は有料記事となっています。
手頃な手帳アイテムを一つ買うくらいの値段です。
手帳への新たな視点と使い方を自信を持ってお届けしますので、惹かれる見出しがありましたらぜひ読み進めてみてください。
1.「手帳」を使わなくてもいい
手帳を使おうとするから、手帳が続かない
手帳を使う人には、大まかに2種類のタイプが存在します。
・フォーマットに合わせて使うほうが楽な人
・フォーマットがないほうが楽に使える人
続かないのはおそらく、後者のタイプです。
大体の手帳は考え抜かれたフォーマットが定められており、使う側は枠や日付の部分に自分を合わせようとします。
疲れていた、時間がない、書く気が乗らないなどの理由で空白の部分が生まれ、増えていく経験は誰しもあると思います。
それを埋められず「書けなかった」「空白が多い」と判断し、自己嫌悪ややる気の減退と結びつき放置してしまうのではないでしょうか。
人は空白があると埋めたくなる習性があるそうです。
とはいえ、いちいちシールを貼る、書くネタを考えるのは限度があります。
これが、枠や日付のないまっさらなノートならどうでしょう。
「ページがまだ残っているな」と思うことはあっても、空白を埋める圧まではさほど感じないはずです。
自分に合わない環境だと長く居られないように、手帳が続かなかったのは自分のせいではなく、手帳という環境が合わなかっただけなのです。
「手帳が続かない」自分を責める必要は、微塵もないのです。
日付フリーやマンスリー+メモページの手帳を使う
とはいえ、いきなりまっさらなノートを自作の手帳として使える人はいません。
「バレットジャーナル」に精通している人も、最初は試行錯誤して自分の形を作り上げてきたはずです。
何より、かっちりしたフォーマットが合わなかったとしても、あくまで「手帳」を使いたい方も多いでしょう。
そういった方は、フォーマットが必要最小限しかない手帳を選ぶのがおすすめです。
・日付フリーの手帳
ある程度のフォーマットが用意されており、日付を書き入れるタイプの手帳であれば、使いたいときに使えます。
それぞれ税込100円で気軽に使える、マンスリー・ウィークリータイプの手帳です。
必要な月または週だけ書くなど、柔軟な使い方ができます。
日付を入れる箇所とフリーページが主となった手帳。
マンスリーやウィークリーのページがなく、年をまたいでも使えるのが魅力。デザインも上品で可愛いです。
ライフログ的なフォーマットが用意されつつも、好きな日に書ける仕様の手帳です。
チェキサイズの写真やカードが入る透明窓のカバーもあり。
・マンスリー+メモページの手帳
おなじみのノート、ロルバーンにマンスリーページが付属したダイアリー版。
ミシン目がついているため、切り取ってしまえば余ったページを別のことに使えます。
ファンの多い「365デイズノート」の販売元、ニトムズの手帳。
A5ながらノートは10ページと、無駄をそぎ落としたつくり。
あまり書かないけど、のびのび使いたい方にぴったりです。
テキスタイルが美しいA6のマンスリー手帳。
こちらに限らず、シンプルで好みのデザインの手帳を選ぶのもポイントです。
ノートやメモ帳、ルーズリーフも「手帳」にすればいい
前述の通り、手帳として売られているものではなく、ノートなども工夫次第で立派な「手帳」になります。
とはいっても、最低限予定を書くマンスリーページくらいは欲しい……という方は、このような手帳アイテムを使うのはいかがでしょうか。
シール状のカレンダーが12ヵ月分用意されており、好きなように貼って使えます。
デザインやサイズ展開も豊富です。
さらに簡単なアイテムを使って、ノートやルーズリーフを手帳らしくアレンジしてみました。
・普通のノート+ふせん
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無印良品の「フリースケジュール付箋紙 マンスリー」を見開きの片方に貼り、下部のページにその月のメモやTODOを書きました。
フォーマットが決まっていないため、自由に内容を決められます。
リングノートは失敗しても、ページを破って破棄できて便利です。
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こちらはスワテリエのふせん「ウィークリープラン」で、1週間の予定と動きをざっくり書き出したもの。
右ページはゆるく箇条書きをして、マステやシールで遊び心を加えています。
ふせん以外にもシール、スタンプなどを補助として使い、必要なことを合わせるだけで十分手帳らしく仕上がります。
形式にとらわれず、自分が使いやすいのが一番です。
・ルーズリーフミニを使ってセパレートダイアリー風に
ルーズリーフ用のバインダーも、綴じるリフィルによって手帳として機能します。
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マルマンから販売されている「ルーズリーフミニ」を上下に挟み、別々にめくれるようにしました。
マンスリーと、別の内容を同時に参照できるのが利点です。
このように、伊藤手帳の「セパレートダイアリー」や、学研ステイフルの「ツイン手帳」のような、上下のページが分かれる手帳を再現することも可能です。
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ページの入れ替えが自由なのはルーズリーフならでは。
シンプルなリフィルを使ってもよし、特定のフォーマットを組み合わせるのもよしです。
(フォーマットはいずれも「ルーズリーフミニバイキング」の限定品です)
2.手書きじゃなくてもいい
「手帳を書く」だけが全てではない
近年、手書きによる良い効果とセットで「書くこと」が推奨されています。
しかし、いくら手書きが良いといっても、書くこと自体にあまり楽しみを感じない方もいるのではないでしょうか。
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