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気軽に無心に餡を練る
様々な気分転換があるけれど、「無心に餡を練る体験」が面白かったので紹介する。
抹茶と共に出てくる「練り切り」は四季折々の植物や風物詩をかたどっていて、本当に美しいお菓子だ。
この練り切りを、こねこね作るところだけ体験できるキットを石川県小松にある、行松旭松堂という和菓子屋さんが毎月販売している。
セットの内容物は以下の通り。オプションとして、よもぎ餡とか栗餡とか中の餡が選べる時もある。
完成したもの(お手本) 1つ
材料 3つ分
作り方の動画リンクと説明書
数年前のことだが、なんか数ヶ月間ぐらい鬱屈していた期間があった。しょんぼりするニュースが多く、仕事もなーんだか嫌な感じで、どんよりした日々だったので、なんか…なんか、楽しいことを!!!と思っていたら、元気出してね!と、親戚からこのキットが届いたのだった。
頂いたキットは、「ダイアモンドリリーの練り切り」が作れるもので、箱を開けるとピンク色の餡がパッと目に飛び込んできた。
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手を洗いキットを出して、4種類の餡を摘んで練って、最後は茶巾で絞る!
綺麗な色のあんこが手の中でふにふにとやわらかく、できあがった練り切りはなんだか不完全ながらかわいかった。
短時間でできて成型の楽しさを味わえて、なかなか面白い。集中している間は、鬱屈した気持ちを忘れていたなあ。と練り切りとお茶を頂きながら俯瞰できた。
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インスタの動画も確認しながら気軽に挑戦できるのも良いし、とても時代に沿ったサービスだと思う。
「モノ売りではなく、コト売りをしていく」現代に沿った老舗和菓子屋の挑戦。こういうのもっと増えたら良いなと思う。