てらこやのひび ⑲
木曜日、注文していた教材をとりに、教材屋さんに行った。
そこで、今年の傾向を聞きながら、告知の仕方などで良い方法がないかと聞いてみた。
そして、教えてもらった案に、凹んで帰ってきた。 笑
私は、父がしていた「かめい英語教室」の方針を変えずに、自分も塾を経営している。
父が哲学を持って「していなかった」ことは、私もしないし、何かを決めるとき、父にあっちで叱られないかを考える。
例えば、父は「募集」という言葉を絶対使わなかった。
だから、寺子屋でも広告は「ご案内」で出す。
集めるために募るのではなく、私たちのしていることをお知らせするー
そんなスタンスでいる。
だから、寺子屋では1人から授業を始める。2人以上希望者がいないからといってスタートしないのは、公民館価格で定休日に行っていた社会人クラスと、鈴鹿から先生にはるばる来てもらっている作文講座など「特別」に開く講座だけだ。
1回550円でしている特別講座も、私たちが担当している分には希望者があったら、1人でも対応する。
2人以上いてくれた方が、生徒のためという講座は、いろんな人に声をかける。また、同じ実力くらいの生徒たちと時間を合わせるように調整をする。
だから、生徒のほとんどが口コミで来てくれている。
だけれど、今年は少し様相が違っている。
口コミを含め問い合わせは、いつもと同じか、いつも以上あったけれど、授業料で折り合いがつかないー
という話が多い気がした。
教材屋さんの話では、物価高の影響もあるのか、今年は、どこの塾も同じような話をしているという。
そうか、じゃぁ、地道にいこう。
やっぱり寺子屋の在り方を貫こう
と、心に決めてきた。
教材屋さんにも影響する話なので、
「そこで安心しないでくださいよ」と言われたけれど、
とりあえず、地道に自分たちのできることを続けることと、自分たちのできることで新しいことを始めることくらいしかできない。
だって、ポスティングをしたり、学校の前に立ったりは、どう考えても、寺子屋の方針に反するし、父にあちらから化けて出られる気がする。だから、せいぜい前より看板を前に出すことぐらいだなぁ~と思うんだもの。笑
ということで
自分たちの方針になった形で、2024年度も進化を続けたい。
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