自分たち自身のSDGsを考える ⑧
It's difficult for her to get up early.(彼女にとって朝早く起きることは 難しい。)
そんな文章が英語の文法問題集に出てくるたび、
「朝、起きるの無理です!」
と、主張する中学生、高校生に出くわすたび、
なんだかなぁ~と思ってきた23年あまり。
そして、ここ数年の夏の暑さ、「酷暑」だとか「危険な暑さ」だとか「災害級」だとか表現が過激になる一方で、対応策は「外出を控えて」「冷房を使う」だけでは、かなり不安。ますます地球温暖化は進み、人間は不健康になるー
そう思うのは私だけだろうか。
塾に何かできないかと考え続けている。
「自分たち自身のSDGsを考える ④」でも書いたけれど、有効な手の1つではないかと思うのは、早朝クラス。
長期休暇の朝のクラスは、今一番早くて9:30から。この小さな塾では生徒の集まりや講師の負担を考えるとそれが精一杯だ。でも、為末さんの発言やミニチュアちいさんの記事やその中にある「ドイツで「シエスタ」導入論」のニュースに加え、今年は今まで6時台だった犬の散歩を5時台、早いときは4時台に出かけるようになって、体が楽であることを考えても、早朝授業の可能性を再び探ってみたくなった。
記事でちいさんがおっしゃっているように、高温化は今年で終わることではない。子どもたちの体力や免疫力、そして学力を高めるためにも、夜型の生活が当たり前という生活を変えるべきときでもあると思う。
熱中症対策には、暑熱順化。朝、気温が上がりきらない間に動き、少し汗をかく習慣をつけることである程度防げるはず。健全に太陽の光を浴びる習慣もつけてほしい。
早寝早起き朝ごはん
たとえば、長期休暇に限らず、朝6:00前後から学校に行くまでの授業and/or朝ごはんを中学生に提供する塾があれば、どれぐらいの人が来てくれるのだろうか。早朝に塾を済ませてしまえば、生徒たちは放課後の時間をしっかり自分で考えて使え、親御さんたちの送迎の負担も少なくなる。
希望により朝ごはんを提供するなら、親御さんの朝の負担が減り出勤前に子どもたちを安心して送り出せるのではないかとも思う。なんなら、親御さんも朝ごはんを食べていかれてもいいのかもしれないなんて思ったり、朝ごはんだけ食べに来てもらう生徒がいてもいいかと思ったり。
そして、私たちは子どもたちが学校へ行っている間休んで、夕方に小学生の授業を終わらせ終業。高校生は通学距離が長いことが多いので、夜授業を考えなくてはいけないかなぁ~とも思うけれど、、、。
とりあえず、どれぐらい集まるのかを考えてみることと、集まりそうなら、そこから資金を集め、朝ごはんなどで協力してくださる方を探すことから始めなければならないから、先は長く、ハードルは高い。
スタッフに考えを話したら、今のところ、私の意見は理解するけれど、実現にはまだまだ懐疑的なようだ。