思いを、考えを言葉にする
昨日、高校1年生の生徒と話をした。
「自分の思っていることも、助けてほしいことも言葉にしないと伝わらない。人との関係はどちらかだけが我慢して成り立つものではないから、きちんと相手の意見も、立場も理解して、譲歩するところはする必要があるから。まずは、伝えなきゃ。」
そんな話をした。
今年は、ずっと得体の知れないものと闘っている気がする1年だけれど、その得体の知れないものの正体は多分
「大人の都合」
今までは見え隠れしていたけれど、教育現場でも、コロナ禍の最初の全国一斉休校のときから表面に出続けている「大人の都合」で子どもたちを振り回す現状。
そんな気がしてきた。
夏休み明けのテストもしかり、子どもたちの睡眠時間を奪う大量の課題もしかり、次から次へと続く学校行事もしかり、運動会の短縮などもそう。
そして、そのしわ寄せは子どもたちにくる。
おかしい!と叫んだところで、「そんなもんでしょ」と大人たち。
子どもたちが、言葉も、希望もなくしていっている。その現状をなんとかしたくて、奔走し続けている。そんな気がする。
そして、前述の高校生の返事ー
「どう表現していいのか、言葉がわからない」
わからないなら、わからないなりに思いついた言葉でいいから、表現してみる努力をしよう。それが伝わらなかったら、私たちが質問をするから、また言葉を考えればいい。まず始めてみないと何も変わらないし、変えられないから。
ここ数年、そんな風に話をしなければいけない生徒が増えているように思う。
子どもたちの声を聞いてほしい。
私は、精一杯、聞きたいと思う。
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