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24周年を前に ④
2月29日に、中学3年生が2名、高校3年生が1名、寺子屋を卒業した。
私が、卒業する生徒たちに必ずかける言葉は
「いつでもまた、遊びに来てください。」
「私たちにできることがあったら、いつでも声をかけてください。」だ。
卒業生たちが、ちょくちょくお顔を見せてくれたり、連絡をくれたり、手伝ってくれたり、というのが寺子屋の特徴だと思っている。
お正月に、「あけおめ、ことよろ」と言いながら、卒業生たちのグループLINEに連絡をくれた卒業生くん
ー今年の目標は、「大掃除への参加」だ
と、メッセージをくれた。
大掃除も、土曜日・日曜日に重なると、社会人の卒業生まで手伝いに来てくれて賑わう。昨年末から、大掃除後の忘年会が再開され、小学1年生、いや、幼稚園児から50代までが集い、掃除後に食事をしたり、ゲームやおしゃべりをしたりして時間を過ごした。
年少の子どもたちは、少し上のお兄ちゃん、お姉ちゃんを見ながら、少し先の未来に希望を持ち、年上の子どもたち、若者たち、青年たち、大人たちは、自分たちの歩んできた道を振り返る。
そんな空間と時間を持てる場所であることが、寺子屋の存在意義の大きな部分をしめていると私は思っている。
寺子屋の目標に
学校ではできないことを助ける
子どもたちと外の世界とのつながりをつくる
という項目がある。
子どもたちが寺子屋を卒業したら、彼らが外の世界の仲間入りをして、彼らが、つながりをつくってくれる。
今年の高校3年生たちは、2人とも関東に進出する。
それを報告すると、関東在住の卒業生が、「24時間、週7日、いつでも困ったら連絡を!」と連絡をくれた。
いろんな取り組みに協力をしてくれる卒業生もいる。
LINEスタンプも本当に少しずつだけれど、卒業生も使ってくれている。
そして、私は、彼らのためにできることは卒業後もしたいと思っている。
元気に、何かに協力できるときだけではなく、困ったときや弱ったときにもぜひお顔を見せてほしいと思う。話を聞くだけしかできないこともたくさんあるけれど、私たちが、ここにいることを忘れないでほしいと思う。
いつでも、声をかけてほしい。
できることは限られているかもしれないけれど、多分、いつも0ではないと思う。
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