夏休み 子どもの居場所 プロジェクト ②
小学生 夏の居場所
私が、学童保育に代わる場所を作りたいと思ったのはもう5、6年前。
それまでも学童保育に通う小学生の宿題、勉強の仕方に悩まされていた。そして、それが、中学校、高校での学習姿勢に影響があるのではないかとも思えた。
明らかに書き直した形跡のある宿題の解答
あっているから〇をする以外の選択肢は私たちにはない。
でも、案の定、授業で同じような問題をしてもできない。
最初は、説明を聞いても理解していなかったのだと思っていた。
けれど、学童では勉強は教えない
という話を聞いたり
勉強する環境ではないから、慌ててとりあえず終わらすことになるとか・・・
という話を聞いたり・・・
生徒の様子から、これは説明を受けるのではなく、
「これ、違うよ」と言われて、
じゃぁ、これ? じゃぁ、こっち?
というような解答の導き方をしているような感触を受けるようになった。
私たち、教える者からすると
宿題で間違ってきてくれたら、
その時点で解説をして、授業の問題は確認問題にできるのに・・・
と、思うから
そんな形で答えを出すのであれば
わかるところまで自分の力でして、わからないことは先生に聞こうか。
と、声をかけてくれば良いんだけれど、
と、思ったり、
そこに学童保育を取り巻く保護者の方々の苦労話があって
運営に関わったり
夏休みの席を確保するために必要のない学期中も預けなければならないとか・・・
行事の計画を立てたり
聞くにつけ、何が目標で、誰が得をしているのかわからないなぁ~と
思ったり・・・
そして、やってきたコロナ禍
子どもたちが学校に行かないと仕事にいけなくて困る親御さんたちの話。
事情はわかるのだけれど
そんなこと大人たちが言うのを聞く子どもたちが、
なんだか気の毒だな、と
思ったり
私たちにできることはないのだろうか。
そう考える日々が続いていたー
小学校の放課後って
小学生の夏休みって
私たちにとって、どんなものだっただろう・・・
と、考えてみたー
そして、
中学校でも、高校でも 放課後の使い方
夏休みの使い方が、なんか変になっていることに気づいてしまった。
クラブの仕方もそうだけれど・・・
送迎の問題もあるけれど・・・
子どもたちが子どもたちだけで過ごす時間が少ないこと
そして、大人たちが「見守る」「助言をする」だけにとどまるべきところで、余分なことをしていることに
疑問を持った。
今、私たちにできること、すべきことは何だろうか。