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英語の辞典の使い方

以前、社会人の英語クラスをしていたとき、2週間に1回くらいのペースの授業だったので、毎回の宿題に「英語日記」を出して、毎回発表してもらっていた。

その中で

「和英辞典」を使わないで、書きたいことの日本語自体を自分の知っている英語で表現できるものに変える

というルールを設けていたのだけれど・・・

守ってくれない生徒さんが必ずいた。

和英辞典は、引いたあとに、その単語をもう一度英和辞典で引き、使い方を確かめてから使うものなのに、皆さん、思い思いの日本語を辞典で引いて、そこに書いてある単語をほいっと英文に入れてくる

そして、知らない単語の発音はあやふや・・・

何を言っているのかわからなかったり、ときどき、見たことも聞いたこともないような単語が出てきたり・・・

苦笑するしかなかった。

中学生、高校生にも、私は和英辞典を使わせないことにしている。

学校で習っている単語で十分に表現できるはずだから、日本語をしっかり理解して、他の言い方がないか考えることを促すようにしている。

似たような単語を英和辞典で引いて、意味に使われている日本語でもう一度考えるということもできるし、英単語の意味は1つではなく、また、ニュアンスなども異なるけれど、日本語では同じ言葉で表現されているものもある。

高校生になったら、英英辞典も活用してほしいと思う。父が、彼の塾の高校からの卒業生には英英辞典を送っていたことを思い出し、25周年の来年には、また、寺子屋もその伝統を復活させようかとも、考えている。

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