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てらこやのひび ⑤

読み書きがとても苦手だけれど、理解力が悪いわけでもなく、会話における思考力はとても良い生徒がいる。

社会ーというか学校や家庭での理解が得られない場合が多くて、そういう生徒の大半が自己評価が低かったり、いら立ちを見せやすかったりする。

読み書きが苦手な子どもたちにとっても、集中力が保てない生徒にとっても、少しでも学びやすい環境を作りたいと思う一方で、寺子屋のクラスが、他の生徒たちのその子たちへの理解を広げ、深める一助になればいいなと思っている。

その取り組みの1つにもなりつつあるのが、学習事始めクラスー

コロナ禍、そして、中学校の英語教科書の改訂があってから、このクラスから始めてもらうのが一番のおススメだなと特に思う。

自分にもできることとできないことー上手にできることと下手なことがあるように、皆、誰にでも得手不得手があるー

だから、人は助け合うのだということーそんな当たり前のことを忘れない人になってほしい。だから、時々叱られ、たまに泣き、時には褒められ、一緒に笑うーそんな環境で1つ1つ丁寧に学んでもらえる環境を提供したい。

きちんと叱る。ときには泣かせる(正しくは、泣かせるつもりはないけれど、泣く生徒もいる)。でも、できたこと、素敵なことは褒める。その繰り返しが授業であり、学び舎の日常だ。

学ぶ姿勢、態度は、人に対する姿勢でもあり、態度でもある。それは、社会へ向かう態度であり、姿勢でもある。小さな輪の中で学んだことを、生徒たち自身が、自分たちで少しずつ広げていく輪の中で役に立てる。そう信じて、これからも私たちは根気よく接しながら、子どもたちは時々、それに反発しながら、お互いに少しずつ学べる環境を作っていきたい。

中学生になって途中入学してくる生徒には、もう少し早く、出会いたかった思う生徒も何人もいる。自己評価が下がる前に、いら立ちが大きくなる前にぜひ会いたい。そして、人を認める、自分も認めてもらう健全な環境で、学ぶ喜びを自分たちで探して、知ってほしいと思う。


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現1年生・2年生対象の体験講座は後日ご案内いたします。

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Terakoya Kamei
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