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国語基礎講座 ①

第一回目が先週の土曜日行われました。

1回目の課題の本は・・・「ゆうたはともだち」 きたやまようこ作 あかね書房

最近の絵本は「て・に・お・は」がないものが多くて、ちょっと悩ましいのですが・・・

音読、書き写し、音読、感想文・・・という順で進めていくために、最初の授業で、嫌にならない程度の文字数で様子を見たいと思っていたのと、このお話は、いろいろと意外な感想が出るのではないかと思って楽しみしていました。

感想を言うことー

書くことではなく、言うことから苦手という生徒が増えています。

「感想なんかない!」

と、言えば済むと思っているな、という生徒もいれば、言葉を持ち合わせていないから表現できない状態を「感想なんかない」と表現してしまう子もいます。

そんな中、1度読んで思ったことを言ってもらったら

「2人(正しくは1匹と1人 笑)ともええやつやん!って思った」ととても自然に言ってくれた小学2年生くんがいました。

「いいなぁ、そうやな、2人ともええやつやなぁ」

なんて言いながら、じゃぁ、写してみようかというと、いつも書くことを嫌がる彼も、さらっと書き上げました。

枠を無視した字や、きちんと書かれていない字、誤字脱字は書き直してもらい、自分で書いたものでもう一度お話を音読してもらいました。

「さぁ、次は感想を書いてみようか」

と、言うと・・・

ーえぇ~、無理。 との返事。

「いやいや、さっき言うってたように書いていいよ。2人ともええやつやなぁって思ったんやろ?」

というと、それに少し付け加えて3行ほどの感想を書き始めました。

もう一人の生徒は、「お」の点が抜けていたり、「ま」や「ほ」の文字のつきでたり、つきでなかったりするところがあやふやで、何度も書き直させられ、苛立っていました。

が、最後には感想まで書き終えて、

「もうやりたない」なんて言いながら、まんざらでもなさそうでした。

2年生くんは、そのままいつもの授業があったけれど、いつも以上に丁寧に取り組んでくれました。

合計3時間ほどの授業となりましたが、いつもより穏やかで落ち着いていました。

これからも心も落ち着かせる授業になれば嬉しいです。

今週の土曜日、第二回目開講です!

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Terakoya Kamei
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