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私の仕事

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2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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#teachingislearning

自然に学んでしまうこと

この仕事を始めて23年と3か月ほど ・・・なぜだろうと考えてしまうことがある。 多くの子どもたちが 人の話をきちんと聞けないこと、聞こうとしないこと 英単語・漢字だけではなく、「用語」を覚えるのがとても苦手なこと 人が読み上げているものを一緒に目で追うことができないこと そして 相手の意図や求めていることにこたえようとしないこと 一方、少しずつ、するべきこととして説明をするとほとんどの子どもたちが少しずつできるようになっていく。 ということは、 彼らは、そ

学習塾にできること ③

2学期制を採用している松阪地区の公立中学校で前期の成績が出てきている。 成績だけではなく、普段から、生徒たちといろいろな話をするけれど いろんな誤解があるな・・・と思うことが多い。 そして、昨日の生徒との会話で 去年の私の誕生日に、公立中学校1年生の親御さんが ーこのままでは、希望している高校に行けない。 と、担任に言われたと長い電話があったのを思い出した。 そして、生徒は、お母さんの表現を使うと5教科を教えてくれて「もっと点数が取れるようになる」塾に移った。

ときどき考えること ②

出会いに恵まれている 16年ほど前に寺子屋にやってきたある少年の授業は、最初の1,2か月、私にとって胸が痛むことの多いものだった。今までの彼の経験を聞いて、授業の後、涙が出ることもあった。 いろんな困難を乗り越えて、彼は私の前にいた。 でも、その彼はいつも 「僕は、出会いに恵まれてきたから。」 と言う。 本当は・・・ 出会いに恵まれたから、幾度となくあった困難を乗りこえられたのではなく、彼自身が、その「出会いを大切にしてきたから」乗りこえられたのだと私は思ってい

夏休みが終わろうとしている ①

最初は見切り発車だった プロジェクトの残り期間はあと数日となった。 今年、思い切ってやってみてよかったと心から思っている。 毎年している夏期講習より、この形の中でそれぞれに合った講座を入れ込む形にした中学生・高校生の夏期講習は、子どもたちの1人1人の様子がよく見えて対応がしやすかった。 彼らの強みや弱みが良く見えた気がする。 生徒の人数や講師の得手不得手も考えて、明日はこれをしよう、今日はこうしようと生徒ともに考えながら講座ができたことがよかったのかもしれない。

田舎の私立中学校への進学について考えたこと 

お盆休み中、高校時代の友人2人と会った。1人は、月に1度は会っている友人で、もう1人は数年ぶりの再会だった。 私は、中高一貫の女子校、カトリックのミッションスクールに通っていた。途中で1年留学し留年したので、7年在籍していた。1か月に1度会う友人は留年後の学年で同級生だった友人、数年ぶりに会った友人は高校からの入学で元の学年の同級生だけれど、彼女も留学をしたので、一緒に留年した友人だ。 彼女らとの会話にもあったけれど 私たちが通った学校の良かったことは何だろうか・・・と

¥0〜
割引あり

実は・・・

ビオトープ、まだ続けています。昨日ようやく、新しい動画をYouTubeにupしました。 よろしければ、見てください。 そして、8月11日(日)~15日(木)まで寺子屋かめいはお盆休みをいただきますが、お盆休みが終わったら、夏休みもいよいよ、後半! 夏休み 子どもの居場所 プロジェクトも残り2週間となります。 (子どもの居場所のお盆休みは 17日(土)までです。) クラウドファンディングの期限も夏休み最終日です。 目標額はすでに達成しているのですが、ネクストゴールとし

進路についてのアドバイス 番外編?

昨日、「進路についてのアドバイス①」↑を書いたあと、この記事↓を見つけた。 そして、今日は、これを読みながら思い出したり、思ったことを書いてみることにした。 大学の社会的評価 私も生徒に話すことだ。知っておくことは大切だと思う。 私自身は、国立大学に通った。父と伯父も通った大学で、幼い頃から行きたかった大学だった。 受験生のとき、幸い我が家には経済的な条件がなかったので、私は国立と私立それぞれの第一志望を選び、1つだけ滑り止めの大学を受けようと考えていた。 でも、

あいうえお作文 

あさ、犬とお散歩にいきました。 いぬは、寒くても元気です。 うわぎを着て、私はしっかりと防寒をしました。 えりもとにはマフラーをつけました。 お散歩の終わるころには、体も温まってマフラーは必要なくなりました。 、、、小学1年生の課題に あいうえお作文というのがあったので、自分でも考えてみましたが・・・難しい・・・。 今の子どもたちには、私たちのころとはかなり違う課題が出ています。一緒に考え、答えを出しながら、「言葉」は「考える力」の土台、源だと改めて感じる日々です。

なにかができるはずだから ②

昨日「なにかができるはずだから」という文章を書いた。 もちろん、私たちは、読み書きが苦手な生徒たちに彼ら自身ができる対処を伝える。今は、それが唯一の解決策でもある。 定規や鉛筆、消しゴム、筆箱などテスト中、机の上に出していてもよいものや使ってよいもので、文章の行を追ったり、気になるものを隠しておく、終わった問題にしるしをつけていく、字は少々乱れていてもいいから、単語と単語の間を必ずあけて、相手が読みやすいようにするなど、自分でできることを考えるように伝える。 これは、ど

てらこやのひび ⑥

先生たちの思いが、子どもたちに届かない、届いていない。 ーそう思うことが増えている。 例えば、テストの表紙に書かれた注意事項 「なにかが、おかしい④」で書いた以外にも、以前高校2年生の学年末試験で書かれていたものに、びっくりして、絶句したことがある。 時間いっぱい努力しましょう。 blankが多いのに寝てしまうのはやめましょう。 1点でも多くとるという気持ちが大切です。 できあがったら時間いっぱい何度も見直しましょう。 などなどを含む10項目が並んでいた。高校

てらこやのひび ⑦

FBの思い出によると、去年の今日、今は東京在住の卒業生くんが、東京に転勤になった報告に来てくれていたようだ。 彼が通っていた13、4年前の寺子屋にも、いろんな生徒がいた。 「保健室で、『亀井先生が迎えに来たら帰る』と言っている」と、学校から電話をもらったとお姉さんから連絡をもらい、私に学校まで迎えにこさせた高校生が、家に帰りたくないと、そのまま数日、寺子屋に泊まり、うちの父にどやされて、自宅にもどっていった・・・ なんてことや 鑑別所に行くことになったからと、報告をし

てらこやのひび ⑧

定期試験リレーが続いている。 中学生のテスト対策には、教材屋さんの教材を使うのだけれど、高校生のテスト対策には、長文に関しては、自分たちでテスト問題を作る。 県立高校は、同じ学校でも毎年採用する教科書が変更になるし、教科書が大幅に改定される年もあるので、結局、毎年のように、テスト前は作成作業に追われる。 テスト後、返却されたテストを生徒から提供してもらって、同じ担当の先生の傾向と対策を練って、問題を作る塾もあると聞くが、私たちは、傾向と対策は生徒たち自身が自分たち自身で