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てらこやのひび ⑦

FBの思い出によると、去年の今日、今は東京在住の卒業生くんが、東京に転勤になった報告に来てくれていたようだ。

彼が通っていた13、4年前の寺子屋にも、いろんな生徒がいた。

「保健室で、『亀井先生が迎えに来たら帰る』と言っている」と、学校から電話をもらったとお姉さんから連絡をもらい、私に学校まで迎えにこさせた高校生が、家に帰りたくないと、そのまま数日、寺子屋に泊まり、うちの父にどやされて、自宅にもどっていった・・・

なんてことや

鑑別所に行くことになったからと、報告をしにきた高校を中退した若者が、「また、鑑別所から帰ってきたら来るわなぁ~」って、授業をしている教室もあるのに、大きな声で言って帰っていった

なんてことや

塾で勉強はしたくないけれど、相手はしてほしいのか、玄関の前でウダウダごねてなかなか入ってこない中学生がいたり

課題をしたくないと、問題集を燃やして、家でボヤ騒ぎを起こした高校生がいたり、

僕には生きてる価値がないと泣き出す受験生や、来るたびいつも寸劇を見せてくれた小学生も

・・・そして、夏休みにオレンジ色に髪を染めて、持ち物がいぶされていた高校生

大変だったけど、楽しかった。 笑

友人や知り合いには、よくやるね、って言われたけれど、楽しかった。 笑

たくさん、いろんなところで文句も言った、泣きもした・・・

でも、楽しかったし、希望があった。

そして、当時、どの子もそれなりの事情があり、それでも今は、きちんと社会人になっていると聞いている。

一方、今、振り回されている子どもたちは、少し質が違っていて、彼らの引き起こす問題に、私の心が躍らない

ー私の心は、沈んでしまうことが多いー

それは、たぶん、周囲の大人が、「自分の責任ではない」とどこかで思っているような言動をするからかもしれない・・・

学校は家庭のせいだというし

家庭は学校や社会のせいだという

そして、結局、その責任は子どもたち本人に負わせるー

よく、「更生施設」だと言われていた寺子屋・・・昔はたしかに、「更生施設」かも?と思ったけれど、今は「リハビリテーションセンター」のほうがしっくりくる気がしている 笑

どっちにしろ・・・一般的な塾ではないのかもしれない・・・

というようなことを、去年、FBに書いていたのを読んで・・・ちょっとだけ修正してこちらに載せてみた。

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Terakoya Kamei
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