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私の仕事

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2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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2024年11月の記事一覧

本当にそうだろうかー③

本当にそうだろうかー この25年間、そう問うことが多くある。 1日に何時間も勉強しろという中学校、高校の先生方の発言 聞く度、腹が立つ、私 ・・・高校なぞ、教科ごとに2時間、3時間と言われることもあって ある卒業生が高校生のとき、 ー先生たちの言っている勉強時間を足していくと、学校の時間を合わせて23時間くらいになるんですよ。1日で、ですよ。残りの1時間で、3回のご飯食べて、お風呂入って、しなきゃいけなくなるんですよ。 なんて、呆れながら言って、笑っていたけれど

本当にそうなのかー②

本当にそうなのかー この25年間、そう問うことが多くある。 いじめを受ける子どもたちが、「死」という決断をするほど悩んでいるのに 親や周囲の大人に言うことができないー 親に心配かけられないー 闇バイトに手を出し、犯罪にーそれも凶悪な犯罪にー手を染める若者たちが 家族に迷惑をかける 家族にまで被害が及ばないようにと 抜け出すことができないー と、聞く度、納得ができない私がいる。 それは、彼らができないのではなく、 彼らができないように私たち大人が追い込んでいる

本当にそうだろうかー

本当にそうだろうかー この25年間、そう問うことが多くある。 中学生、高校生の親御さんが もう、親の言う事なんて聞かないんで、 と、前置きをして 「先生から言ってください。」 「ほかに言ってくれる人がいてありがたいです。」 というとき・・・ 私は、親の言うことはなかなか「素直に」聞き入れないから、同じことを言ってくれる信頼する大人がいることがありがたく、幸運だと言っていると思っていた。 あくまで、私たちの「協力」をありがたいと思ってくれていると信じていた。

ときどき考えること ⑲

先日書いた思い出話① その話を、アメリカの母に伝えたときー彼女に 「アメリカ人の私が、50年あまりの人生で、ずっとアメリカに住んでいるけれど、経験したことのないことよ」 と、言われた。 たしか・・・大学の卒業旅行のこの↓旅の事件のときにも同じことを言われた気がするけれど・・・ 私が、こんなことが何回かあっても、 トランプさんが大統領になっても、 ときどき、理解に苦しむことがあっても ーアメリカを愛してやまないのは・・・ このアメリカの母との出会いを筆頭とした初め

ときどき考えること ⑯

なぜ、英語力を証明するのに、英検を好む人が多いのだろうか ・・・と、考えることが年々増えている。 特に、小学生で、インターナショナルスクールに通ったり、外国(英語圏)にルーツがあったりする人にまで「英検〇級を持っています」と言われたり、中学受験で加点に使われるときに英検を基準にされたりすると、私は、首をかしげる。 英検の級はあまり実力を表さないー そして、多分、日本でしか通用しない。 上の級になれば、その人の努力への姿勢がわかるし 英検は、学習教材としては勉強する価値

ときどき考えること ⑮ 

母校の中学入試で「英語スピーキング」と「日本語作文」という科目選択ができるようになった。 「日本語作文」の課題を嬉しく思う一方で、複雑な思いを抱いた。 私は、この学校で習得した英語力を誇りに思っている卒業生だ。 アメリカの高校生活と大学院での課題の読解やレポートなどに困ることのない英語力をつけてもらった。 私は、大学で外国語学部に通っていたけれど、学科はポルトガル・ブラジル語学科だった。 英語を習得したのは、高校までの期間だと言えると思う。 だから、少しがっかりした