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ときどき考えること ⑲

先日書いた思い出話①

その話を、アメリカの母に伝えたときー彼女に

「アメリカ人の私が、50年あまりの人生で、ずっとアメリカに住んでいるけれど、経験したことのないことよ」

と、言われた。

たしか・・・大学の卒業旅行のこの↓旅の事件のときにも同じことを言われた気がするけれど・・・

私が、こんなことが何回かあっても、
トランプさんが大統領になっても、
ときどき、理解に苦しむことがあっても

ーアメリカを愛してやまないのは・・・

このアメリカの母との出会いを筆頭とした初めてのアメリカ滞在のときに出会った人々から受けた愛情の深さのおかげだと思うー

それが、今の私の原動力だ。

私の夢は、アメリカの田舎で「外国人」として経験したことを基礎に建てられている。

こんな事件に巻き込まれても、私をアメリカに快く送り出す日本の母は、

周囲の人から

よく行かせるね〜と言われたときに

「どこにいても、犯罪に巻き込まれるときは巻き込まれる。死ぬときは死ぬ。アメリカ人も日本人も同じ人間だから。」

と言っていた。

相手も人間であるということー
どこの国のどの社会も、人が作っているものであることー

忘れないでいることは、大切だけれど、
当たり前すぎて、忘れていることが多いのも事実。

日本の英語教育の中に、それが欠落していると感じることも多い。

「英会話」というけれど、会話は相手がいるのだから、聞くことも大切。
でも、話すことを中心に考えられていることが多くー
インプットよりアウトプットを重視する授業が増えているー

話を聞けない、言葉を聞いて理解することが苦手な子どもだけではなく大人が増えている。
その場の自分の立ち位置を確認できない人が増えている。

相手に敬意を持つことは

相手をきちんと認識して始まるー

せっかく、英語を学ぶなら、日本語でも英語でも基本的なことを確かめながら、学びを進めていける環境づくりを心掛けたいと思っている。


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Terakoya Kamei
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