見出し画像

【INTERVIEW】 ニットプログラマーとは?

ホールガーメントニットは、プログラムによってデザインがつくられています。
プログラムでは、編機に表目や裏目などを一目ずつ指示をだすデータを作成します。そのデータを用いて編機を操作し、ニットの編立を行います。
この一連の編立工程を行うのがニットプログラマーです。
プログラミングのみならず編機の操作も行う、先進の技術と手仕事が交わったニットの技術者です。

ニットプログラマーとはどのような働き方をしているのか、興味を持っていただいた方はぜひ読んでみてください!


自己紹介

一日を通して編機の操作からデータの作成まで行います。
とある日のスケジュールを聞いてみました。

一日のスケジュール

編機がスムーズに稼働できるよう、臨機応変に対応しながら業務を進めているのですね!

プログラミングと聞くとなんだか難しそうですが、データからニットがどのように編み上がるのでしょうか。

実際のプログラムを開いたPC画面です。
ニットコードを用いてデータの作成をします。
上のデータで編み機を動かし、糸からニットになります。
1本の糸を立体的に編み上げます。

データからも袖や身頃などのパターンがなんとなくわかりますね。
プログラムといっても言語を打ち込むのではなく、ビジュアルプログラミングに近い印象を受けました。

気になることも質問してみました。

Q&A

Q. 技術を身につけるまでの過程で大変だったことを教えてください
A. 最初は覚えることが多く大変だった。素材やデザインも流行りの移り変わりが早いから、何年もかけて様々なトラブル対応をして技術を身につけた。その反面、新鮮な気持ちで仕事ができる楽しさもあるよ。

Q. 仕事ではどのようなことにやりがいを感じますか?
A. 0からつくるものづくりにやりがいを感じる。苦労した反面、きれいなものができると嬉しい。目標が明確でもあるよね。

Q. どのような人に向いていますか?
A. 高い集中力と細かい点まで目が届くこと。自分では正しいと思ってデータをつくっているから、間違いに気づくことが大切。

Q. 寺田ニットならではのことを教えてください
A. 編機は様々な機種、ゲージが揃っていていろんな表現ができる。あと工場内が清潔なので気持ちよく作業ができる。先輩が多いから相談できる環境もありがたい。

Q. 今後の展望を教えてください
A. 引き出しを増やしたい。様々な経験や気付きから、たくさんのことに対応できるようになる。それが結果としていいものづくりに繋がると思うから。

質問に答えていただき、ありがとうございました!

最後に

プログラマーと聞くと、難しいイメージがあるかもしれません。
しかしプログラミング以外に手仕事なども多くあり、ものづくりへの探究心が原動力になるのではないかと感じました!

現在、私たちは一緒に働く仲間を募集しています。
ものづくりに興味があったり、チャレンジ精神がある人など、
気になる方はぜひお気軽にお問合せください!

この記事が参加している募集