縁と運と策
「縁」という言葉がある。
わりに便利なことばで、これを言ってしまえばなんとかなるというマジックワード的な側面もありながら、ちょっとこの言葉に変わる表現はないと思う。
思えば、僕の人生はほとんど縁でなんとかなってきたと思う。
縁とはそういうもののことを言うんやと突っ込まれれば、返す言葉もないけれど。
縁の反対語ってなんなんだろう?グーグルさんに聞いてみると、そんなものはないらしい。対義語も出てこない。
ちゃんとして辞書を引けば、あるいは何かわかるかもしれないが、明確に「これ」とはならない気がする。
広い概念を含んだ言葉であることは、間違いなさそうだ。
足りない頭で反対語・対義語を考えてみると、「策」かなと思う。
戦略的に物事を進めたり、様々なパターンを想定して対策を練ったり。
そういったものと対極にあるような気がする。
縁を策の反対語と思ってくると、なんだか捨て鉢というかなげやりというか、不真面目に見えてくるから不思議だ。無策なんて言葉あるが、これを良い意味で使う人はいないだろう。
これも縁という言葉の間口の広さの成せる業なのかもしれない。
縁を自明のものや、自分が持っているものとして考えると不遜に見える気がする。縁に頼ってはいけないのだ。「運」に近い意味になるのではないだろうか。
多分、良い縁を惹きつけることが人生においては肝要なはずである。この方法がわかれば、「運」に任せることなく、「策」に溺れることなく、人生を歩んでいけそうである。
そんなことを考えていたら、昨日のほぼ日の今日のダーリンにヒントになりそうなことが書いてあった。引用していいのかわからないけれど引用します。
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「あ、それだ!」とわかるのが、ほんとに答えだ。
理詰めの答えは、「あ、それだ!」とならないんだよ。
長い時間をかけ過ぎると、
「まぁ、そうなんだろうなぁ」になっちゃうんだ。
そして、考える時間をとらないと、
「そうかもしれないけど、それはちがうな」になる。
「あ、それだ!」は、
「あ、いいこと考えた!」とセットになってる。
毎日だか、毎時間だか、浮かない顔をして
結局は理詰めになっちゃうようなことをするなよ。
とにかく、「あ、いいこと考えた!」が、
行き先なんだから、そっちに向かおうよ。
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しっかりと考え抜いた上で、「考え抜いた」ことを言い訳にしない。その結果なり結論が、しっかり考えたから、とかデータ的に間違いないからこれでいいやではダメで、その結果「これはよいな!わくわくするな!」になっていることを目指していけば良いのかもしれない。
仕事の姿勢と人生の姿勢を同じものとして、考えられるというのは素晴らしいことですね。
今日も1日がんばりましょう。
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