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初節句とママの闘い

5か月になった息子のすけちぃ。
先日の端午の節句は、初節句だった。

3歳の娘のぽんちゅが初節句の時は、時期的にお食い初めと重なっていたこともあり、ちらし寿司、蛤のお吸い物、菱餅に見立てたミルクレープのケーキ等々、とても立派なお祝いとなった。

しかし、端午の節句って何をしたらいいんだろう…。
食べ物は、ちまきか柏餅くらいしか思いつかない。

夫に子どもの頃の話を聞いたが、大したことはしていなかったらしい。

ということで、おめでとうと言いながら、ちまきを食べるくらいでいっか、となった。

でも、せっかくだしなぁ…。

何かないかなと思いながらネット検索。

お、いいもの発見!
金太郎前掛け!!

端午の節句らしくて、記念になる!
しかも、フェルトで簡単にできそう。

早速、100均で材料を購入。
せっかくだから、すけちぃと同い年の男の子のいる妹家族にも、一緒に写真を撮ろうと声をかけた。

節句の直前で思いついたことなので、2日しか日にちがない。
昼、夜とわけて、1日で作ることにした。

のだが…、

夕食後に、なぜかものすごい寒気。
熱を測ると、38度超え。

この日に限って、母乳の飲み残しの多かったすけちぃ。

そう、母乳育児者にとって恐怖の病気、乳腺炎になっていた。

・・・

子ども達を寝かしつけ、フラフラとリビングに戻り、作りかけの金太郎前掛けを取り出した。

見かねた夫に、「今日は休んで、また明日したら?」と言われた。
「そやなぁ。ここだけやったら寝ようと思う」

ここだけ。
ここもついでに。
あ、もうすぐ次の授乳時間。
それなら、それまで前掛けを作って、授乳してから寝よう。

…。

できた。

熱でフラフラの中、前掛け完成。
翌朝、なんとか熱は下がっていた。

・・・

さて、当日。

写真撮影は無事終了!
お揃いの前掛けが、なんともかわいい。

本人たちに意思はなく、親のエゴに過ぎないのだけど、それでも、いとこ同士で初節句なんてなかなかない。
いい記念になった。

高熱の中、体を休めずに前掛け作りをして、我ながらアホだなぁと思うけれど、たまにはこんな無茶もアリだ。

しかし、本当に乳腺炎が悪化しなくてよかった。
悪化していたら、お祝いどころか、授乳、育児、家事もままならないよ…(笑)。

すけちぃよ、おバカな親につきあってくれてありがとね。
ママは大満足です(笑)。

こんな親の元でも、すくすく強く育ってね!



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