5歳でおむつ卒業!前編 - なかなか進まないトイトレ -
娘のぽんちゅ、ついにおむつから完全卒業!
幼稚園年長、5歳の春。
長かった…。
・・・
幼稚園年小の時にトイレでおしっこができるようになり、それ以来パンツで過ごせるようにはなっていた。
けれど、うんちだけはどうしてもトイレですることを嫌がり、おむつに履き替えて用を足していた。
うんちをするのはいつも家。
初めはこまめに声かけをしたり、トイレを促したりしていたが、本人にその気が全くないのでトイレトレーニングが進むわけもなく…。
なので、まぁ急がなくてもいいかと思っていたら1年が経過していた。
・・・
そして、幼稚園年中に。
おむつが外れてないことが気がかりだったので、春の懇談で担任の先生にお話ししてみたところ…
年長のお泊まり保育の時にはトイレで大きい方も用を足せるようになっていてほしい、というお返事。
なんと!!
お泊まり保育は夏。
つまり、1年でおむつを完全に卒業しなければならないってことだ!
目標が、突然定まった。
それから、ぽんちゅにトイレで用を足せるようにならないといけないことを何度も話して聞かせた。
さらに、育児雑誌やネットで見かけるような、シール、ご褒美、褒めておだてる等、あらゆる方法を試した。
けれど、どれも全く効果がなかった。
毎回、「次はがんばる!」と言いながら、いざその時になるとトイレに入ることすら嫌がる。
その繰り返し…。
あっという間に冬が過ぎ、3月になった。
さすがに私も焦り始め、くどくどと小言を言うことが増えた。
そしてぽんちゅは、「もうお泊まり保育行かない」と言い出すようになった。
あぁ、悪循環…。
さらには、もともとの便秘体質もあって便が出るまでに時間がかかるようになり、ついに小児科に駆け込む事態が起きた。
その時は、浣腸することで事なきを得た(…といっても、2回も浣腸したが)。
その後も、浣腸するまでにはいかないものの便秘の日が続いた。
そのため、おむつがどうこうと言っている場合ではなくなり、便秘解消のために苦心する日が続いた。
本人も、もう浣腸はしたくない!と思ったようで、「水分を取る」「好き嫌いしない」「便意を我慢しない」を意識するようになっていた。
・・・
そうして、4月。
ぽんちゅは幼稚園年長になった。
けれどもちろん、まだトイレでうんちはできなかった。
私もぽんちゅの便秘体質に気を揉んでいたので、おむつ外れのことは後回しになっていた。
そんなある日。
ぽんちゅが突然、「プリキュアのおもちゃがほしい」と言いだした。
彼女いわく、近所のHスーパーに売っていたとか。
おもちゃ売り場なんてないスーパーだけどな?
そう思いつつ詳しく話を聞くと、ガチャガチャの玩具のようだった。
けれど、後日Hスーパーに行ったときにはそのガチャガチャは見当たらず、近所にある別のスーパー、Cスーパーにあった。
「ぽんちゅが勘違いしてたんちゃう?」
「絶対Hスーパーにあったよ」
ぽんちゅはそう言いつつ、目当てのガチャガチャを覗き込んだ。
「もうあんまりない!」
中の商品が数えるほどしか入ってなかった。
「ガチャガチャやっていい!?」
「うーん。じゃあ、おトイレでうんちができたらガチャガチャしていいよ」
ご褒美作戦。
毎回実践されないけれど、何かほしがった時に諦めさせる決まり文句にはなっていた。
「おトイレできるようになるまでに、ガチャガチャがなくなってたらどうするの!」
Hスーパーにプリキュアのガチャガチャがなくなったのは、売り切れたからだと考えたらしい。
「それなら、早くトイレでうんちできるようになったらいいんちゃう」
素知らぬ顔で言う私。
ぽんちゅは、苦々しい顔をした。
《続く》