労働学生生活(2学期後半4週目)昨日確かに起き上がった私はどこへ行った!?
今朝10時ごろ、私の心の声が漏れた。
修論アドバイザーのK先生からメールが届いた。
とりあえず最初から50ページ分全部、今週中に見せてみなさいとあった。
正直、まだ見てもらうレベルではない。
インターンはイベントの準備のため、集中作業が必要となった。
明日、明後日のクラスのために、読まなければならない論文がたくさんある。
さて…。
昨日あんなにやる気になっていたのが嘘のようだ。
今あるあれやこれやをどうジャグリングしていいかわからなくなってきた。
仕事もかぶりそうで、明日の授業の予習もやらなければ!と思っていたら、知らないうちに顔が下を向いていた。
市役所での円卓会議中、体こそそこにあれど、心はすっかりどこかに行ってしまっていた。
何から手をつけようか。
会議終了後、頭の中でこれからやることをシュミレーションしながら、部屋に戻り麦茶を飲んだ。
しばらくして、松さんがやってきた。
ちょっと話したかったの、と切り出した松さんは、最近あなたを放ったらかしにして申し訳なかった、つらい思いをさせているに違いないと温かい言葉をかけてくれる。
なんでも、あまりに支離滅裂な会議と、役割分担やプログラムすらないまま進むイベントの準備に、いくらなんでもこれは唐草がかわいそうだと思っていたらしかった。
私としてはそれも含めてスペインかと思っていたので、思いがけずかけてもらった優しい言葉をありがたく思った。
同時に、確かに割と長い間放置はされていたが、私は私で今日は私しか知らない世界に行ってしまっていたんですとは言えなかった。
いえいえ、お気になさらず!
そう言ったら、松さんはふんわりと笑って、私の両手を彼女のそれで優しく包み込んだ。お気になさらずじゃないでしょう?、そう付け加えながら。
よりによって今日、そんな反則技はなしだ。
その後も私の手を包み込んだまま松さんの反則技攻撃が続き、私はついに降参した。
あんまりお姉さんみたいなことしないでください!
こぼれかけた涙を落とすまいと、笑って言った。
そう言ったら、まあ、ほんとのお姉さんだったらよかったのに!と松さんが言った。
今の私に必要なのはサボる技術なのかもしれない。
Katsuさんも書いていらっしゃるじゃないか。
一生懸命は大切だが、全方向に一生懸命だと、ときに気持ちがついていかないことがある。あとは、めちゃくちゃ疲れる。
起き上がったと思ったら、その反動でかまた下を向いてしまった。
おきあがりこぼしだと思っておけば、そのうちまた起き上がるだろうか。
週末に手に入れたそら豆を食べながら。