十日草輔先生「脱サラ41歳のマンガ家再挑戦 王様ランキングがバズるまで」感想
先日、「王様ランキング」の十日草輔先生の表題の本のウェブ連載漫画を読み、面白くてサクサク読んでしまい、電子書籍版を買いました。
「王様ランキング」がバズるまでを描いたエッセイ漫画で、自分も40代で漫画家を目指しているので、自分と重ねて共感したり、羨望の気持ちで読ませて頂きました。
とにかく目を剥いたのが漫画の読みやすさ。書籍だと240ページもありますが、最後までスイスイ読めてしまいました。
ご自身の傲慢さを受け入れていたり、バズった時には恐怖に怯えるなど、人間臭さが滲み出ていて、共感して読ませて頂きました。自分は傲慢なところや見たくない部分は自覚はしているものの抑圧してしまっているところがあり、こんな風に自分を客観視して認められる先生は正直者だなと思います。自分を隠さないで曝け出すことが漫画においては重要なんだなぁと身に沁みて思いました。
極貧生活の様子も描写されていて、自分よりずっと大変じゃないかと思いました。必ずしも苦労したぶんが報われるわけではないのは承知していますが、貧乏な生活を強いられていた方がこうやって大成すると、自分もこんな風になれるんじゃないかと思ってしまいます。
ご興味を持たれた方は、ぜひ読んでみてください。