【アウトプット大全】とても良い本、シンプルに満足
みなさん、こんにちは。
今日は樺沢紫苑さんのアウトプット大全のレビュー。
2018年発刊の本なので5年以上前の本なのですが、今さらながら読了。
ふと拝見したブログで、「アウトプット大全を実践中の私は積極的に質問!」みたいに書かれていたんですよね(それも数年前の記事でした)。
それで、「へー!アウトプット大全ってなんだっけ?」と。
Youtubeの要約チャンネルもチラッと聞いてみて、「面白そうだな」と思って、早速Kindleで読了。
すごくサラッと読めます。
レビュー
読みやすさ:抜群
学びの深さ:まあまあ
真新しさ:まあまあ
という感じです。
少し前に「~~大全」というタイトルが流行りましたが、私は殆ど読んでいませんでした。なんか寄せ集めなだけで、本として買うほどではないのかな、という偏見によって。。。
学び
学びをサラッと3つにまとめてみます。
1 現実はアウトプットでしか変わらない
2 アウトプットは「ほんの少し上」を目指す
3 アウトプットは人に見られてナンボ
順にご説明します。
1 現実はアウトプットでしか変わらない
皆さんは、
インプット=読書、動画、人の話を聞くetc
アウトプット=書く、話す、教える、行動するetc
としたときに、一般的にインプットとアウトプットの比率ってどの程度だと思いますか?
早速その答えですが、
一般的にはインプット:アウトプット=7:3と言われているそうです(大学生を対象に勉強時間の比率を調査)。
ちなみに樺沢さんが調査した結果(セミナー参加者対象)でも、同じ比率の結果が得られたとのことです。
まあ最初の大学生の勉強時間は確かにそのぐらいの比率という気がしますよね。一般的に勉強=知識を入れること、という印象がありますし。
ともかく、本書では「一般的にはインプット過剰」状態に陥っていると述べられています。
そして、理想の比率はなんと
インプット:アウトプット=3:7
だそうです。
書き間違いではありません。理想と現実の比率が真逆なんですね。
確かに私も本を読むのが好きですが、本を読む時間と、こうやって文章にしたり人に話したりする時間って半分以下ですもんね。7:3かもしれません。
まず、このことをしっかりと認識できただけでも読んでみて良かったなーと思いました。実際にこうやって文章(アウトプット)にできているわけですし。
2 アウトプットは「ほんの少し上」を目指す
アウトプットを出そう!って決意するのは良いんですけど、正直アウトプットってハードル高くありませんか?
言葉の問題かもしれませんが、仕事でも良く「そのアウトプットは何ですか?」とか聞かれてしまうと、「う。。。」と詰まってしまったご経験ありませんか?(私はあります)
本書では、一般的には「頑張り過ぎ」or「保守的過ぎ」のどちらかだと書かれています。
ダイエットとかジム通い、英語の勉強とかって、最初にものすごい決意してしまいませんか?分かってはいるんですけど、想像の自分は出来ちゃうんですよね。でも現実には達成できない=結果として、アウトプットを出さなくなる、超あるあるですよね。
なので、本書では「ほんの少し上」を目指すアウトプットが推奨されています。また、そのための沢山のコツ(自分の成長を感じるコツ、手軽にアウトプットするコツ)などが具体的に紹介されています。
著者が使用しているITツールから、百均で変えるグッズまで紹介されていて面白かったです。さすが毎日メルマガを発刊されている人だな、と思いました。
アウトプットは人に見られてナンボ
最後はアウトプットの効果を最大化する秘訣です。
アウトプットの種類は沢山あって、自分自身の中にもアウトプットは出来ると書かれています(ノートに書く、独り言を言う、etc)。
ただ、アウトプットは人に見られることによって効果は何倍にもなる、と述べられています。
個人的にはここが最重要ポイントだと思いました。人に見られることってプレッシャーですよね、ツライですよね、めんどくさそうですよね。
もっと手軽にやりたい!ストレスフリーで続けたい!
とか思っちゃうんですけど、著者はその緊張感やストレスこそがアウトプットの質と効果を高めることに繋がると述べています。また、発信することによって相手から情報が提供される、人と繋がれる等の効果の副作用があり、非常に価値が高いとのことですね。
私も拙い文章ながら、こうやって発信する緊張感を感じています。
人に説明したり、発信したりしようと思って聞く講義とか説明って全然集中力が違いますもんね。分かってはいるんだけど、人間ついつい楽な道を探してしまう。。。そんな状況を非常にやさしくただしてもらった気がします。
以上、雑記になってしまいましたが、ご参考になれば幸いです。
では、Have a good day!!