『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』(ドキュメンタリー映画)
視聴環境:U-NEXT
【内容】
家の片隅に眠っていた古惚けた絵画が画商の手を渡るうちに、レオナルド・ダ・ビンチの最後の傑作とされる絵画「サルバトール・ムンディ」とされた。
2017年、絵画史上最高額510億円で落札されたこの絵画にまつわる複雑怪奇な実話を取材したドキュメンタリー映画。
【感想】
以前、タレントで美術評論家(?)の山田五郎のYouTubeの美術品紹介番組で紹介していたドキュメンタリー映画で、U-NEXT会員なら無料視聴出来るとのことで観てみることにしました。
修復師が修復という範囲を超えた修復を施した絵画が、ダビンチという佳作の天才画家の世紀の発見という枕詞と共に、色んなものを巻き込んでダイナミックさは、この映画の1番の魅力であると感じました。
そもそも、このアートの取引市場という世界の複雑怪奇さに、観ているうちにどんどんファンタジー映画を観ているような感覚になって来ました。
あまりに現実離れしているなと…
絵画というものの値段の上がり方の摩訶不思議さや、無税である大量に保管される価値ある美術品の倉庫とか…
なにより、絵画というものの持つオリジナリティとか芸術性という言葉の曖昧さを、しみじみと感じたドキュメンタリーでした。
https://eiga.com/amp/movie/95754/